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FNN(フジテレビ系)

日中首脳会談 福田首相、チベット対話を高く評価 引き続き国際社会の懸念解消求める

福田首相は7日午前、中国の胡錦涛国家主席と会談し、チベット問題に関して、中国政府がダライ・ラマ14世側と行った協議を高く評価したうえで、引き続き対話を行い、国際社会の懸念を解消するよう求めた。
福田首相は「(チベット問題について?)胡主席の決断と今回の(ダライ・ラマ側との)話し合いは、本格的対話に向けた第一歩として評価する旨を申し上げるとともに、対話の継続を通じ、状況が改善し、国際社会の懸念を解消するように要請した」と述べた。
中国の胡錦涛国家主席は「ダライ・ラマ側に対して、祖国分裂活動を停止し、暴力行為の計画、先導を停止し、北京五輪への妨害行為停止を希望する」と述べた。
また首脳会談では、日中間の懸案となっている東シナ海のガス田開発の問題について、解決に向けてめどが立ったことを確認し、早期に合意することで一致した。
そして、中国製の冷凍ギョーザ事件については、福田首相が真相解明の必要性を指摘したのに対し、胡主席が中国側も捜査にあたっているとしたうえで、日中両国の捜査協力を強化していくことで合意した。
両首脳は会談後、政治的な相互信頼や、地球温暖化対策での協力を進めることなどを柱とした戦略的互恵関係に関する日中共同声明に署名した。
また福田首相は、その後の共同記者会見で、北京オリンピックの開会式への出席について、「事情が許せば、前向きに検討する」と表明した。

[7日14時49分更新]

Fuji News Network.


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