対日貿易赤字、4ヵ月間で100億ドル超える |
2008-05-06 16:34:43 Updated.
|
|
韓国の日本に対する貿易収支の赤字が、今年に入って4月までに100億ドルを超え、この流れからいきますと、過去最大を記録した去年の規模を上回る見通しとなりました。
知識経済部が6日に明らかにしたところによりますと、今年1月から先月20日までの日本に対する貿易赤字は102億8900万ドルで、去年の同じ期間に比べ10億ドル以上増えました。
このように貿易赤字が増えているのは、高度な技術を用いた部品や半導体製造装置など生産のために使用される製品の輸入が原因となっていますが、原材料価格の急騰でこれらを使った鉄鋼などの輸入が増えている点も影響しています。
韓国政府は、先月の李明博大統領の日本訪問に合わせて、韓国に部品・素材専用の工業団地をつくる方針を示すなど、増え続ける日本に対する貿易赤字を改善するため、様々な対策を講じていますが、これといった効果は現れていません。
このため、これから交渉を再開することになっている日本とのEPA=経済連携協定が締結されれば、日本製品の輸入がさらに増えるとみられる中で、日本に対する貿易赤字の増加は、韓日EPAに向けた交渉にも否定的な影響を与えるものとみられます。
|