2007年5月そこは初夏だというのに30度近くある夏日だった
平日の夕方であるにも関わらず、前日までのデスノートテロによる混乱で市庁舎前は人々が埋め尽くし、口々に呪文である「ウジョイア イポイポ」を連呼していた。
ハング
ルに弱いウリニムはその意味は理解できなかったが、作戦決行を前に緊張しながら
忌まわしい呪文をすり抜け、大漢門前までパリパリしていた。
突然 敵は背後からウリを襲った!
複数人であるウリはひるまずに味方謀報員に目をやったが
ウリの状況に気付いてはいないようだった。
不安は頂点になり謀報員にさりげなく近寄り、武器を相手に向けたが
相手は鉄壁の鎧に覆われ一切の動揺はしていない
その瞬間ウリに突きつけられた刃に完全に降伏させられてしまったのである。
ウリはその場で泣き崩れ、agin大将およびjake中将の顔を思い出していた・・・・
その後日本の片田舎の部屋に敗因となったその刃を額にいれて戒めとし、後に我が家の宝物として大事に飾ってある
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刀など触った事もない、敵兵が見事な刀を研いできた、書物を見て何度もやり直したに違いない
その兵士のまっすぐな心に感動し、帰国後も思い出してしまう。その刀は私の宝物になった。