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4月の県内交通事故死者12人、減少傾向から一転急増

5月3日(土)

 4月の県内の交通事故死者が前年同月比4倍の12人に上ったことが2日、県警のまとめで分かった。高齢者やシートベルト非装着者の死者が目立っており、県警は観光客が増える大型連休後半に向け、注意を呼び掛けている。

 県警交通企画課によると、今年の交通事故死者は3月まで前年同月比2−4人減で推移。年間死者数がピーク時の1972年以降で最少だった昨年の121人を下回るペースだったが、4月は一転して9人増となり、同月末までの死者は昨年の35人と同数になった。

 4月の死者12人のうち、高齢者は5人、シートベルト非着用者は4人。国道、夜間の死亡事故はいずれも7件だった。

 一方、2日夜は大型連休を県内で過ごす人の入り込みが始まり、長野新幹線の下りは指定席が満席になった。JR東日本長野支社によると、3日の午前から夕方にかけてピークになる見通しだ。