2008年05月07日 更新
ヤ軍・松井秀、ひざ大丈夫!定位置奪う「左翼守りたい」
松井秀の左翼への思いは熱くなるばかりだ
【ニューヨーク5日(日本時間6日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が左翼の定位置獲得への熱い思いを語った。昨年11月に右ひざを手術したこともありジョー・ジラルディ監督(43)からは主にDHを任され、結果も出しているが甘んじるつもりはない。今後も守れて走れることをアピールしていく。
ニューヨークは穏やかに晴れ、試合のなかった松井秀はつかの間の休日を過ごした。開幕から1カ月以上たつが不安だった右ひざに大きな異常はない。だから新たな欲求が強まっていた。
「やはりレフトを守りたいです。守備は打撃のリズムをつくる上で大切。昨年、手術して外野の定位置3人も決まっており厳しいのはわかっている。守ったときにいいところを見せ、走塁もアピールしていきたい」
左翼の定位置を奪う、これが目標だ。右ひざへの負担を考慮するジラルディ監督は先発出場全29試合中、16試合にDHで起用し左翼出場は11試合。だが、ひざの状態も良く「守りでも貢献したい」と思う松井秀は正左翼手のジョニー・デーモン外野手(34)との勝負をあきらめていなかった。
左翼を守ったときは打率.351とDHの同.328を上回り打撃への好影響もデータが証明している。現在14試合連続安打中で単年での連続試合安打記録更新のかかった6日(日本時間7日)のインディアンス戦(ニューヨーク)からも地道なアピールを続ける。
■GODZILLA in USA
巨人時代から松井秀は毎年オフに母校の石川・星稜高を訪れている。思い入れも強く、春や夏の県大会の情報はまめにチェックしている。現在、春の大会が開催中で、もちろん注目していたが準決勝で金沢西に惜しくも敗れた。 「残念ですが仕方ありません。夏に向かって練習に励んでほしいです」と松井秀。「僕は世界一になるのを目標に頑張る。後輩たちには甲子園出場を目指してもらいたい」と言い続けてきたが「世界一」は達成できていない。今年こそ、の気持ちは強い。