2.よくある素朴な疑問 |
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Q1:キーと鳴いたブレーキって壊れているのですか?
物と物を擦り合わせたときには、何らかの音が発生しますよね。だから壊れたわけではないのです。今このノイズを消すためにブレーキメーカーでは様々な研究をしています。まあ鳴いているということは効いていると解釈してもらうと、ありがたいですね。但しブレーキパッドの摩耗を知らせる警報装置がついているものもあるから良く確認して下さいね。もっと詳しく知りたい方はブレーキライブラリーを見てください。
Q2:ブレーキパッドって何?
わかり易く説明すると、自転車の前輪に車輪を挟むブレーキがありますが、黒いブロック状のもの(摩擦材というもので出来ています)がブレーキパッドです。もちろん車や電車にもついています。使い込むことにより摩耗していきます。だから交換が必要なのです。
Q3:ブレーキパッドはいつ交換するの?
ブレーキはタイヤホイールの内側にありますので、タイヤをはずさないと点検することが難しい場合があります。自分で見ることが出来ない人は、クルマの点検整備のときに、プロに見てもらいましょう。もし交換されたときには、外したパッドをその場で確認させてもらいましょう。
もっと詳しく知りたい方はブレーキライブラリーを見てね。
Q4:アルミホイールが黒く汚れるのはなぜですか。
それはね、前項に書いたブレーキパッドがブレーキをかけたときにブレーキディスクと擦れてでてきた摩耗粉なのです。早め早めに洗ってあげれば比較的簡単に落とせますよ。専用のケミカルも売っているからそういうのを使えば簡単に落とせますよ。
Q5:クルマを止めるとき、クルマがお辞儀をするように止まってしまいます。隣に乗っている人から「もっとうまく止まらないと気持ちが悪くなる」と言われてしまいました。どうしたらうまく止まれますか?
それはいわゆるカックンブレーキといわれる止まり方ですね。
止まる寸前にブレーキペダルを踏む力を少し抜くことにより滑らかに止まることができますよ。もちろん前のクルマにぶつからないように余裕をもって操作してください。
Q6:ABSとはなんですか?
アンチロックブレーキシステム(Anti-lock Brake System)の略称です。ぬれて滑りやすくなっている路面などで急ブレーキを踏んでもタイヤがロック(回転が止まる)することなく制動距離を短くします。またタイヤのロックを防止するので急ブレーキ時にもハンドル操作で障害物を回避できる可能性を高められます。但し万能選手ではありません。
例えば、乾燥した路面においては、ABS無しのクルマでタイヤをロックさせたときのほうが短い距離で止まる場合もあります。又砂利道、圧雪路の上に積もった雪の上、新雪の上で急制動をした場合でも同様なことがあります。ですからABSが付いているからといって過信しないでいつも余裕を持った運転に心がけましょう。
Q7:タイヤロックするとはどういうことですか?
ブレーキをかけたことによりタイヤの回転が止まってしまい路面上を滑走してしまうことです。制動距離が伸びたり、ハンドルを回しても曲がらなくなってしまいます。対処法については「あっと思ったときの対処法」を見てね。
Q8:エンジンブレーキとはなんですか?
アクセルを踏むとクルマは加速しますよね。その逆にアクセルから足を離すとブレーキをかけていなくても減速する抵抗感を感じることが出来ます。これがエンジンブレーキです。坂道や滑りやすい路面ではこのエンジンブレーキを使いながら走行しましょう。詳しい仕組みについてはブレーキライブラリーを見てね。
Q9:CARコラムの安全運転のための基本姿勢その2のところにあるブレーキを踏んだままエンジンを掛けるとブレーキペダルはさらに深くまで踏み込めるのはなぜですか?
今のクルマは、エンジンの吸入負圧を使ってブレーキペダルの踏力を軽減しているのですよ。(これをサーボ機構(倍力装置)と呼びます)だからエンジンを掛けることによりサーボ(倍力装置)が働いてペダルがさらに深くまで踏み込めた分けです。昔のクルマにはこのサーボ機構がなかった為ブレーキペダルが重くパニックのときには思いっきり踏まないと止まらなかったのです。
Q10:オートマチックのクルマに乗っています。ブレーキペダルを左足で踏む人がいますが、どうするのが正解ですか?
日本でのオートマチック車の比率は、9割を超えています。免許についてもAT限定免許があるぐらいですから、左足の出る幕はありませんよね。教習所では、右足でアクセル、ブレーキを踏む(もし左足でブレーキペダルを踏むと各々のペダルを踏んだときの踏ん張りが利かなくなる)ように習ったかと思いますが、実際にオートマチック車しか乗らない人の中には、左足で踏んだ方が反応時間の短縮なるから安全だという人もおります。但しひとつ注意しなければいけないのが、踏み間違えです。
初心者時代から左足でブレーキを踏んで慣れていればよいですが、途中から左足でやってみようとすると咄嗟のときに踏み違えて不幸なことになるかもしれません。まあ慣れた方法は余り替えない方が得策と思いますよ。
Q11:ブレーキアシストとは何ですか?
急ブレーキなどの強いブレーキ力が必要な際に、ブレーキを踏む力をさらに補助してブレーキ力を増す装置です。この装置により、緊急時にブレーキを強く踏めない人でも、強く踏める人並みのブレーキ力を得ることが出来るようになります。
一般に、緊急時にブレーキを強く踏むことが出来る人並みには止まる距離は短くなりますが、それ以上に短くなることはありません。
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