ミャンマーを先週末に直撃した大型サイクロンによる死者は、2万2000人を超えた。10日に予定されている新憲法案の賛否を問う国民投票は、一部の被災地で延期されることになった。
ミャンマー国営テレビは6日夜、サイクロン「ナーギス」による死者が2万2000人に達したと伝えた。依然、4万1000人以上の行方不明者がいるとしており、犠牲者はさらに増えるとの見通しを示している。
こうした中、隣国・タイなどから6日、救援物資の輸送が始まった。現地では物価が高騰している影響などから、水や食糧が不足している。
一方、ミャンマー軍事政権は6日、10日に予定されている国民投票を、被害の大きい地域に限り24日に延期すると発表した。
(05/07 01:50)