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食事中に小さい子供を笑わすと危険です 〔2008年05月06日掲載〕

3歳の子供が、食事中に喉に肉片を詰まらせ、脳死状態に陥り亡くなった事件と医者の提言を信息時報が伝えている。

4月23日夜、もうすぐ3歳になる兵兵(仮名)は両親と楽しく夕飯を食べていた。食事中に母親が面白いことを言いったので、兵兵は肉を食べながら大笑いした。大笑いしたとたんに兵兵は倒れ、すぐに顔が紫色になり息が止まってしまった。

両親は慌てて兵兵を南方医院救急科に運んだ。
運ばれた時点ですでに20分経過しており、兵兵は血色が失せ、瞳孔が開き、手足が冷たくなって心肺停止状態だったという。南方医院ではすぐに救急科、小児科、呼吸器科、耳鼻咽喉科、胸部外科、麻酔科、放射線科等10数名の専門医が集められおよそ30分かけて緊急手術をした。そして兵兵の気管からピーナツほどの大きさの肉片を取り除くことに成功すると、兵兵の心臓は再び動きだした。
兵兵は手術後、集中治療室に運ばれたが、心肺停止状態が50分あまりあったために脳死状態になっており、治療の甲斐なく呼吸器不全のため1週間後に亡くなってしまった。

南方医院小児科の裴医師は提言する。
「小さい子供は食事中に笑い過ぎたりすると思いがけない事故がおこる危険がある。食事時にふざけ過ぎないように」
「もし、子供が何か喉に詰まらせたら、親は肘か手のひらの踵部で子供の<健突下>(胸骨の下、お腹の上のほうの両側の肋骨の間)を強く押すか、または頭を下にして背中を叩いて異物を吐き出させること。親が初期の処置を怠ったために悲劇になることがまれにあるのでよく知っておいてほしい」

・・・本当に可哀想ですね。でも緊急でこれだけの処置、まず治療費が払えるかどうかを尋ねるのがこちらの病院。兵兵の家はお金持ちだったのかも・・・



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