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北京聖火リレー、崩れた「和」

2008年05月06日22時04分

 【北京=阿久津篤史】北京五輪聖火リレーの最後を飾る北京市内でのリレールートが、チベット独立派などの妨害活動を警戒して大幅に見直されることになった。5日付の中国青年報が北京市体育局の話として報じた。

 今年初めに発表されたルートは8月6日から開会式当日の8日までの3日間、万里の長城(八達嶺)を起点として主会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に至るまで市内の名所旧跡計56カ所を通る。つなげると胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の唱える「和諧(わかい)(調和のとれた)社会」にちなんだ「和」の字になる仕掛けだった。

 新しいルートは直前まで伏せられるという。市体育局の担当者は「調整後のルートはもう『和』の字にはならない」と同紙に話している。

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