【バンコク=三河正久】ミャンマー南部を直撃した大型サイクロンの被害について、軍事政権は6日夜に国営メディアを通じ、死者数が2万2464人、行方不明が4万1054人になったと伝えた。死者数はさらに拡大する見通しで、軍事政権は世界各国からの援助受け入れを表明した。
甚大な被害状況を受け、軍事政権は6日、今月10日に予定していた新憲法案の賛否を問う国民投票は、ヤンゴンなど被災地の一部で24日に延期することも決めた。
軍事政権のチョー・サン情報相は6日、記者会見し、「すべての国からあらゆる援助を受け入れる」と述べた。ミャンマーに経済制裁を科している米国や欧州連合(EU)からも支援の申し出があれば受け入れると表明した。(00:02)