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日本を代表する山岳スキーヤー、新井裕己さんが死亡=長野・五竜岳

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日本を代表する山岳スキーヤー、新井裕己さんが死亡=長野・五竜岳
伊豆・城ヶ崎海岸で、小学生にロック・クライミングの指導をする新井さん(左)。日本山岳協会などで、子どもたちへの山岳の技術・安全指導も精力的に努めた。(撮影:小田光康、07年12月) 写真一覧(2)
【PJ 2008年04月28日】− 長野・富山県境の五竜岳(2814メートル)に山岳スキーに出掛けていた東大スキー山岳部の新井裕己監督(32)が遭難し、28日午前、山頂東面約300メートル下の武田菱下部の沢で死亡が確認された。

 長野県警大町署によると、28日午前8時12分、県警航空隊がヘリから新井さんらしき姿を発見した。即座に救助に向かったが、すでに死亡しており遺体を収容した。新井さんは斜面に向かって水平に横たわり、顔を雪面に体をくの字型の曲げて、うつぶせ状態で死亡していた。辺りには古いなだれの形跡があったが、滑降跡はなかった。

 遺体の上部約100メートルの地点に片方のスキー板が垂直に突き刺さっていた。スキー板と遺体の間には、新井さんのスキーポールや手袋、ヘルメットがあった。29日にこれら遺品を新井さんの友人らが回収した。

 だが、もう片方のスキー板は確認されていない。一部で「山頂付近には、新井さんのものとみられるスキー板が刺さっていた」との報道がなされたが、県警は山頂付近ではスキー板を確認していない。山頂付近から誤って滑落したのではなく、滑降中の事故と見られる。

 新井さんの正確な入山日時、スキー滑降開始時刻や死亡推定時刻は不明。入山届けなどによると、新井さんは23日に単独で白馬村神城の「HAKUBA47スキー場」から入山し、五竜岳に登り24日下山予定だった。だが、27日になっても帰還せず、同日夕に連絡を受けた県警が、28日早朝から捜索した。

 新井さんは鹿島槍ヶ岳北壁や不帰1峰北壁など、多くの初滑降記録を持つ日本を代表する山岳スキーヤー。クライミングにも精通し、著書に「フリークライミング(山と渓谷社・共著)」がある。東京大学スキー山岳部監督で日本山岳協会選手強化委員も努めていた。(注:30日に事故の状況を追加しました)【了】

■関連情報
「雪崩は起こるもの」、雪山登山の心得=東大スキー山岳部の新井裕己監督(上)
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ロック・ライミングのシーズン到来=伊豆・城ヶ崎海岸
PJニュース.net


日本を代表する山岳スキーヤー、新井裕己さんが死亡=長野・五竜岳
北アルプス五竜岳。右下の五竜スキー場から伸びる稜線は遠見尾根
   
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パブリック・ジャーナリスト 小田 光康【 東京都 】
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