道路陥没３回目「なぜここばかり？」　大阪・阪南市

　５日午後４時５０分ごろ、大阪府阪南市舞の住宅街の市道（幅約６メートル）で、路面が長さ約８メートル、幅約５メートルにわたり陥没した。深さは最大で約５メートルに達し、市道に面する住宅の門扉やブロック塀が崩落、住民の７０歳代の女性が自主的に近くの集会施設に避難した。けが人はなかった。市は周辺を立ち入り禁止にした。

　阪南市によると、２月１５日と１９日にも同じ場所で陥没が発生。市が補修し、近く掘削して安全性を最終確認する予定だった。２回目の陥没で水道管の水漏れが見つかり、地盤が緩んでいた可能性があるという。

　現場は約４０年前に傾斜地を開発した住宅地で南海鳥取ノ荘駅の南約１・５キロ。

　近所に住む無職男性（６３）は「散歩中にドスンと地響きがして駆けつけると陥没していた。なぜ３回も起きるのか。この辺りは小さな子供が多いので不安だ」と話した。