ここから本文エリア 妊婦と胎児死亡/静岡厚生病院2008年05月03日 静岡市葵区北番町の静岡厚生病院(玉内登志雄院長)は2日、陣痛を訴えていた女性(24)が大量出血し、妊娠40週の胎児とともに死亡する医療事故があったと発表した。同病院は静岡中央署に異状死として届け出た。同署は司法解剖して死因について調べている。 同病院によると、女性は4月27日午前0時ごろ、同病院に電話で陣痛を訴えた。対応した助産師の判断で自宅待機するように言われたが、6時間後に再度電話して、午前7時ごろに入院。午前8時10分ごろ、産婦人科医が超音波検査で胎児の心拍が停止しているのと、妊娠中に胎盤がはがれる「胎盤早期はく離」の症状を確認した。 病院は午前9時25分ごろ、帝王切開で胎児を取り出したが、すでに死亡していた。女性も手術中に大量に出血し、血圧が低下、午後1時40分に亡くなった。病院は同日、医師法に基づいて静岡中央署に届け出た。 病院によると、遺族は「もっと早く入院させてくれていたら」と話したという。遺族も同日、同署に事故の申告をした。 玉内院長は記者会見で「母子ともに亡くなった結果を招いたことに対し、遺族におわび申し上げます」と謝罪。「早期に入院していれば症状を発見できた可能性もある」と述べつつも、「やるべきことはやっており、医療過誤との認識はない」と話した。 マイタウン静岡
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