4日午後6時10分ごろ、福岡市博多区店屋町の通称「明治通り」で、「博多どんたく港まつり」のパレードに参加していた花自動車から炎と白煙が上がった。通報を受けた消防がすぐに消し止め、けが人はなかった。
燃えたのは西日本鉄道が出した花自動車6台のうち、「アンパンマン」のキャラクターを飾った1台。50代男性運転士と助手席の小学生は逃げて無事だった。発電機を固定する木枠が炭化しており、博多署は発電機の異常過熱が原因とみている。
目撃した男性によると、パレード出発場所近くで待機中の花自動車が徐行運転し始めた際、観客が煙に気付いたという。沿道の子供たちから「アンパンマンが燃えてるー」と悲鳴が上がり、辺りは一時騒然とした。この車は車庫に戻った。【阿部周一】
毎日新聞 2008年5月5日 9時32分(最終更新 5月5日 10時26分)