海外からカヤックを個人輸入! 



ここでは私達の経験した関空での手続き内容を記載していますが、成田でも同じようなものではないでしょうか?何かの参考になれば幸いですが、コレを見て行って手続が上手くいかなくても責任は持てません。あしからず。

1.カタログや展示会などで欲しいカヌーを決定する

まずはカヌーライフの別冊やEICHI MOOK発行のカヌーカヤックカタログなどで欲しいカヤックをチェックし、 ある程度欲しい機種が決まったら展示会、試乗会を利用して最終的にどれを買うか決定する!(お店の方、ごめんなさ〜いm(__)m)
材質やデザイン、乗り心地などカタログで見ただけではわからない部分を確認するとよい。

2.FAXやE-mailをつかって見積(quotation)を請求する

どれを買うかが決まったらメーカーに見積を依頼する。(その際、shipping feeおよびhandling feeを見積に含めてもらうことも忘れずに!)また決済方法にクレジットカードが使用可能かどうかの確認もしておくとよい。
また、送り先として成田空港か関西空港のどちらかを指定しておく。

3.注文書(order)を送付する

送られてきた見積の金額が納得のいくものであれば注文書(order)を送付する。(ここまでは一般的な『海外通販』と同じ手順である。)
その際、荷物の送付状況を確認するためにtransport company、trace number、flight number(日付も)、HAWB No.(H/B)、Master AWB(M/B)を知らせてくれるように依頼しておく。

  • 普通海外通販でモノを買うと国際郵便小包のようなカタチで家まで届けられる。通関も自動的に通るのでモノによっては郵便屋さんに税金を払ったりすることもある。海外旅行先から国際宅配便などを使って荷物を送るときも同様に業者が勝手に通関をして家まで届けてくれる・・・らしい(←我が家はビンボーなので常に自力で運ぶ。。。そんな便利なモノは使ったことがない!)

  • しかし今回の場合は小包ではなく『貨物』の扱いになるため自分で取りに行くか、通関代行業者に通関手続きを依頼するかのどちらかの方法をとらなければならない。

そしてしばし待つ。

4.荷物を取りに空港へ 成田で受け取る場合はこちら

荷物が到着するとtransport company(我が家の場合はBAX GLOBAL LIMITED=TEL:0724-56-5855)から通関手続き業者を指定するように連絡がくる。
一般的には通関代行業者に依頼すると簡単に宅配で受け取ることができるが、費用を節約するためにはなるべく早く(長期間置いておくと保管料を取られる!)自ら、空港へ引き取りに行くことになる。
・・・ といっても相手は貨物なので旅客ターミナルへ行ってしまってはNG。 空港内の税関支署と保税蔵置所(関空の場合はJALKAS(ジャルカス)or,KACTAS(カクタス)or,CKTS(キャセイカンサイ)へ行かなければならない。

5.臨時入構証を入手する

その場所は管理区域内(日本のようで日本ではないところ:海外旅行に行く際に出国手続後まだ日本国内にいるのにもかかわらず免税ショッピングができるエリアのようなモノ)なのでその場所に行くには入構申請(簡単な書類:その場で記入)が必要となる。(関空の場合は保税エリア行きのバス乗り場の隣にあり、身分証明書(免許証など)の提示で簡単に臨時入構証がGetできる。

6.バスに乗ってtransport companyへ行く

入構証が手に入ったら関空の場合は入構証を見せてバスに乗り(バス停はホテルや百貨店の入っている商業ビルと駅ビルとの間にある。)transport companyへ行く。関空の場合は第1〜第3までの代理店ビルのどこかにあるのでバスに乗りあわせた人に会社の名前を言って聞くとよい。(結構みんな親切に教えてくれた)

7.船荷証券を受け取る

transport companyについたらH/B、M/B numberを申告して船荷証券を受け取る。
(H/B:ハウスビーエル,M/B:マスタービーエルと呼ばれていた)

昔の船便の名残なのだろうか? 飛行機で運ばれてくるのになぜか『船荷』証券という。

8.税関で通関申請をする

次は税関に出向き、そこでもらった書類(通関願?)を記入し、船荷証券と合わせて提出。
免税範囲内か、税金が必要かを決定してくれるので、その指示にしたがって手続きを行い、出庫命令書を受け取る。

9.保税蔵置所へ荷物を取りにいく

受け取った出庫命令書を指定の保税蔵置所へ持参し、Terminal service charge(保管料や、飛行機から保税蔵置所まで運んでもらう手間賃:我が家の場合は\970)を支払い、荷物を受け取る。

10.カヤックGET!

受け取った荷物を自分で持ってかえる場合はこれで終了。 大きさにより持って帰れない場合には受け取ったその場で国内宅配伝票を書き、宅配業者に荷物をまわしてもらう。以上で手続きは終了。
翌日には届くハズなので家に帰って待ちましょう〜。

11.問い合わせ

関空税関支署への問い合わせ(個人通関について)TEL:0724-55-1783

12.参考資料

我が家が“INCEPT・K37D”を手に入れる為にかかった費用(当時:1nz$=約52円)

    item
    description
    qty

    amount
    (nz$)

    K37D KAYAK 3,8m RENTAL PVC,INFLATABLE
    (カヤック本体)
    1
    1725.00
    PDL12 PKF225 KAYAK SPLIT (ダブルパドル)
    2
    220.00
    PUM2

    PUMP, VELLOWS BRAVO 2
    (足踏みポンプ)

    1
    55.00
      AIR FREIGHT AND DOCS TO JAPAN
    (29kg)
    175.00
    TOTAL NET
    2175.00

    TERMINAL SERVICE CHARGE
    (空港施設使用料?)
    日航関西
    エアカーゴ・システム(株)
    \970
    その他に空港島巡廻バスのバス代(\180くらいだったと思う)

“成田で受け取る場合”
(以下の情報は東京のキムタコさんからいただきました。原文ほぼそのまま)

成田に荷物到着後、空輸会社であるMax Global(0476-32-6936)から電話があります。
持ち物は、身分証明と、印鑑、消費税(5%)、保管料(千円程度)と教えてもらい、
荷物引き取り日を連絡。

Max Globalは成田空港貨物地区の第一貨物代理店Room No.328です。 車で取りに行きました。 成田空港に入るのは、貨物地区の表示があるのですぐわかります。

入口で入構証をもらい、Max Globalの事務所で書類を受け取ります。その後、いったん成田空港貨物地区を出て、東京税関成田航空貨物出張所で個人通関を行いました。

まずは、1階で輸入申請書を購入(3枚100円) 5階に行き、見本があるのでそのとおり記載。
品名をリストから記載する。今回は番号8903.99カヤック、 申告価格(CIF)INVOICEのトータル金額 NZ$ 1923.00 = 95,169円 (1NZ$=49.5JPY)、 関税0円、消費税4% 3800円、地方消費税(消費税の25%、百円単位) 900円の合計 4700円を支払う。同じ階で、納税申告書に許可印を押してもらい、通関手続き終了。

あとはJALの貨物引き取りカウンターに荷物を取りに行きました。 保管料750円を支払い、荷物を引き取り。 以上で完了。約10万円でした。

成田で受け取る場合も手続きの手順はほとんど同じのようです。
情報提供、ありがとうございました。

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