経済

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

みずほ銀行:個人向け100店舗開設へ 過去最大規模

 みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下のみずほ銀行は、08~10年度の3年間に住宅ローンなど個人向け業務の専門店を新たに100店出店する計画を固めた。3大銀行グループでは過去最大規模の出店となる。

 米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題のあおりを受け、みずほFGは08年3月期に投資銀行業務で5650億円の損失を計上する見通し。そのため、近く発表する中期経営計画で、より安定的な収益の見込める個人向け業務の強化を柱に据え、経営基盤を再構築することにした。

 専門店は首都圏、近畿圏、中京圏の3大都市圏を中心に展開。住宅ローンや投資信託の販売などの個人業務のみ扱う。行員数は10人程度に抑え、出店コストを削減する一方、大規模商業施設など人の集まる場所に積極的に出店し、来店客の増加を図る。

 みずほ銀の店舗数は発足直後(02年)は約700だったが、不良債権処理に伴うリストラで昨年9月末は418に減った。このうち約140店はすでに個人向け専門店に改装しており、新規開店分を合わせると全体の半数近くが個人向け店舗になる。昨年9月時点で三井住友銀は全体の約2割、三菱東京UFJ銀も約1割を個人向け店舗にしている。みずほ銀の積極出店で、個人向け市場を巡る大手銀行間の競争は一層過熱しそうだ。【斉藤望】

毎日新聞 2008年5月6日 2時30分

検索:

関連記事

5月6日みずほ銀行:個人向け100店舗開設へ 過去最大規模

経済 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報