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NY原油、史上初の120ドル突破

2008年05月06日01時19分

 【ニューヨーク=丸石伸一】5日のニューヨーク商業取引所の原油市場で、国際指標となる米国産WTI原油の先物価格が一時、1バレル=120.21ドルまで値上がりした。4月27日夜の時間外取引でつけた取引途中の史上最高値119.93ドルを上回り、史上初めて120ドルを突破した。

 正午(日本時間6日午前1時)現在は、前週末終値より3.44ドル高い1バレル=119.76ドル。

 産油国ナイジェリアで武装勢力が石油関連施設を攻撃したと伝えられ、原油供給への不安が高まったことなどで、買い注文が膨らんだ。米サプライ管理協会(ISM)が5日発表した4月の非製造業景況指数が市場予想よりも良く、原油需要が今後も底堅く推移するという見方が強まったことも、相場の上昇を加速させた。

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