憲法記念日にちなんだ「平和・人権・民主主義を考える」西濃憲法集会が3日、大垣市小野の市情報工房で開かれ、ワーキングプア問題などに詳しい作家、雨宮処凛(かりん)さんの話に約350人が聞き入った。
西濃法律事務所や9条の会・おおがきなどでつくる同実行委員会が主催。
保育士の山田貴史さん(30)=大垣市伝馬町=と、東海学院大学2年の廣瀬政美さん(20)=岐阜市蔵前=が質問や提言をしながら、雨宮さんの話を引き出した。
雨宮さんは、日雇い派遣など非正規社員やサービス残業などを強いられている正社員の事例を示し「格差や貧困によって憲法第25条の生存権が脅かされている」と指摘。非正規社員同士が労働組合をつくる活動をサポートしている体験を踏まえ「自分の身を守るために25条をいかに使うかがとても重要」と話した。 |
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