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警官が居眠り、勾留容疑者逃走 名古屋

2008年05月05日11時45分

 4日午後4時25分ごろ、窃盗容疑で愛知県警中川署が逮捕、勾留(こうりゅう)中だった名古屋市中川区柳森町、会社員近藤真由美容疑者(38)が、治療を受けていた同市中村区の病院から逃走した。監視の署員が居眠りしていた。約30分後、中村署員が、病院から約300メートル南東の路上で近藤容疑者を発見、拘束した。逃走の疑いで追送検の方針。

 中川署によると、近藤容疑者は4日朝、体調不良を訴え、病院で点滴などの治療を受けていた。同署員2人がそばで監視していたが、1人が電話連絡で病室を出て、残る1人が数分間居眠りをしたすきに逃げ出した。手錠や腰縄は外していたという。

 同署の荻野修敏副署長は、「誠に遺憾だ。署員の指導教育を徹底したい」としている。

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