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北京五輪:聖火リレー 韓国世論、沈静化遠く 暴行の中国人、逮捕せず

 【ソウル中島哲夫】北京五輪の聖火リレーがソウルで行われた際、反対派市民に暴行した中国人留学生(20)が2日、ソウル東部地裁で逮捕状発付の可否を決める審査を受けた。担当判事は「証拠隠滅の恐れがない」として令状請求を棄却したが、韓国で広がる怒りの世論の沈静化には時間がかかりそうだ。

 聯合ニュースによると、留学生は4月27日、聖火リレーの出発点のオリンピック公園などで、他の中国人とともに旗ざおやこぶしで韓国人(49)に殴る、けるなど暴行を加えたうえ、歩道のブロックを他の市民らに投げつけた疑い。本人は容疑を全面的に認め、反省しているという。

 ソウルの聖火リレーでは、抗議行動に出た各種市民団体や外国人グループが、赤い中国旗を林立させて「応援団」となった多数の中国人と衝突するケースが続出した。翌日の新聞には角材を投げられて頭から血を流すカメラマンや、中国人の飛びげりを受ける市民の写真が掲載され、インターネットやテレビには少数のチベット支援者に対する中国人グループの集団暴行場面が流れた。この現場では警官も殴られて負傷した。

毎日新聞 2008年5月3日 東京朝刊

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