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【国際】

非公式対話の終了を確認 チベット亡命政府報道官

2008年5月5日 22時12分

 【北京5日共同】インド北部ダラムサラのチベット亡命政府報道官は5日、中国政府代表と、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使が中国南部の広東省深☆で行った非公式対話が4日の1日だけで終了したことを確認した。報道官は当初、非公式対話は6日まで続くとの見通しを示していた。

 報道官は共同通信の電話取材に、対話が当初の見通しより早く終了した理由について説明を避けたが「特使がダラムサラに戻ってから詳しく話す」と述べた。中国国営の中央テレビは5日、双方が「適当な時期にあらためて接触することで同意した」と伝えた。

 中央テレビによると、中国側は非公式対話の中で「中央政府のチベット政策の大きな方針は完全に正しい」などと主張し、ダライ・ラマ側に暴力の扇動や分裂活動を停止するよう要求。これに対し、チベット亡命政府側は自らの「考え」を表明し「(対話の内容について)ダライ・ラマに報告する」と述べたという。

(注)☆は土ヘンに川

 

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