■女流チベット族作家、オーセルさんのブログからの翻訳「時系列シリーズ」の続きです。
■4月9日
■きのう、中国政府が組織したプレスツアー第2陣(11人の北京駐在外国人記者を含む)が蘭州入りし、多くの香港、台湾記者とともに、甘粛省アムドチベット区を訪問。しかし、きょう、夏河県のラプラン寺(チベット伝統仏教のゲルグ派六大寺院のひとつ)を訪れたとき、20人あまりの僧侶が雪山獅子旗をもって仏殿から駆け出してきて、記者を囲み「ダライ・ラマを帰還させよ、我々はチベット独立を要求しているわけではけっしてない、ただ人権を求めているだけだ。われわれに人権はない」などと訴えた。また寺院内には多くの僧侶が拘留されており、夏河県内のいたるところで私服公安が監視していると訴えた。記者に訴える僧侶は短時間のうちに40人以上に増えた。3月27日から、ラサ・ジョカン寺の僧侶が第1陣プレスツアーに、決死の覚悟で涙で哀願し、真相を暴露したのち、チベット僧侶はまたもや、外国メディアに死の危険を冒して抗議を訴えたのだった。
■ 三日前の6日、カム(青海省玉樹チベット族自治州)玉樹県のある寺院で、100人以上のチベット族が寺の外で、「チベットの自由!」「ダライ・ラマの帰還を」といったスローガンを声高に叫んでいた。このとき、寺院内では仏教活動中で、デモを行った者たちは武装警察にすぐに鎮圧され、多くの人が捕まった。消息筋によれば、ラサ事件後、県内はしょっちゅうチベット族のデモ抗議活動があり、毎回、武装警察に鎮圧平定される。だが、当局は、拘束したデモ参加者の数や死傷者数を公開したことはない。
■ きょう、午前、チベット自治区のシャンパ・プンツォク主席は記者会見席上で、外国記者から、3月27日のジョカン寺の僧侶による涙の真相訴求に関する質問に答えて、次のように説明した。
■ 「記者が去ったあと、十数カ国の外交官がラサを訪れたが、あの日、わたしは外交官らに状況を説明した。外交官らも、僧侶らに絶対会いたい、ジョカン寺に行きたいと言い出したから、私は同意した。私はあした行きましょうといった。というのも本来の日程にはないアレンジだったからだ。二日目、外交官らはジョカン寺にいった。しかし時間が早く、また寺の公開日ではなかったため、ラマ僧はまだ起きておらず、しばらく呼びかけても、ラマ僧は出てこなかった。私は外交官らに、心配ない、記者が再びやってきたとき、彼らに会うことができるでしょうと説明した。われわれは、僧侶たちが記者にどんな意見を訴えたとしても絶対に彼らを罪に問うことはしないし、処罰したりしない。それはあり得ない。我々は法治国家だからだ。もちろん、もし彼らがその他の犯罪行為にかかわったと分かったら、それは別問題だ。処罰やら逮捕といった問題はこの件に関しては絶対ない。質問ではあの僧侶らはどこにいるのか、ということだが、彼らはジョカン寺にまだいる。もし、僧侶らが、打ち壊し略奪焼き討ちなどの違法犯罪行為をしていなければ、まだジョカン寺に長期間いるはずだ。」
■ この談話は、僧侶らの近況をさら憂慮させる。「ラマ僧はまだ起きていない」という説明はあきらかに変だ。シャンパ・プンツォク主席はさらに、チベット現地ではいままでに953人が騒乱に関与した疑いで警察に拘束され、328人がすでに釈放され、それとは別に403人について、検察から逮捕批准がでたという。また93人の指名手配犯のうち、もっか13人が逮捕され、9人が自首したという。拘留されている容疑者のうち362人が自首だったという。しかし、テレビ報道によれば7日までに第17号指名手配令が発布され99人が指名手配されている。93人ではない。
■ ある情報によれば、チベット自治区ラサ市の各地区の各当局機関、各国私営企業、各大学中学小学校、各居民委員会などの事務所では、3・14事件を世論でたたくよう要求があり、「ダライ分裂集団」の罪を暴くよう求められた。とくにチベット族幹部、職員は「ダライ集団」の「暴行」を暴き、ダライ批判文を書くよう求められた。過去に寺院に対しても同様の活動が行われたが、さらに社会全体にこの活動はひろがっており、7、8才の子供も例外ではない。
■中国公式メディアの一方的なプロパガンダ方式の報道により、中国人の間には民族仇恨の感情が生まれてきている。中国のインターネット上では、チベット族をののしり、チベットの精神的指導者・ダライ・ラマをののしる言論であふれている。また、経験者(目撃者)と身分を偽ってウソの文章を書くものがたえずあらわれ、ラサ、アバ、そのたチベット地域で発生した抗議事件の真相を覆い隠している。北京、上海などのホテルでは、チベット族の予約やチェックインを拒否するところが出てきているらしい。
■第18号指名手配令が発布された。6人で全員男性。これで105人のチベット族が指名手配された。
■ 4月10日
■きょう、3・10事件からまる一ヶ月がたった。これはつまり、3・14事件で亡くなった亡霊にとっては28日目になる。チベットの葬儀習俗において、28日目は、クツェシェパといい、ラサの多くのチベット族はろうそくをともして祈祷するのである。
■ 第19号指名手配令が発布された。6人で5人が男性。これで111人のチベット族た指名手配された。
■ ラサの列車駅の部屋は臨時の監獄になっているという。一部の拘束されたチベット族は列車に西北の監獄に護送される。もっか、ラサから西寧行きの列車では、ほとんどのチベット族は徹底的な検査をうけ、多い場合は七回のチェックを受けねばならない。チベット自治区で身分証明書のないチベット族はラサには入ることができない。
■ チベット自治区は旅行者に外国観光客の旅行アレンジを停止するよう通達した。理由は五輪聖火が五月初め、ヒマラヤ地区を通過するので安全を確保するためという。この命令は先週の観光部門による「5月1日から外国ツアー受け入れ再開」という決定を撤回することになる。
■ ある情報によれば、アムド(甘粛省甘南州)夏河県のラプラン寺で複数の僧侶が拘束された。原因はきのう、プレスツアーの外国記者に真相と願いを訴えたからだ。
■4月7日夜、アムド(甘粛省南州)瑪曲県の欧拉寺の30人の僧侶と欧拉郷土美村の10人のチベット族が逮捕された。アムド(四川省アバ州)では数日前からアバ県の格徳冬日寺の逮捕された23人の僧侶のうち、洛桑次成、洛桑尊珠、洛桑赤列、洛桑尼瑪と嘉楊尼瑪らが釈放された。
■アムド(四川省アバ州)アバ県の栄薩卡郷は、全ての郷鎮のなかで、当局がもっとも宣伝と捏造を展開している地域だ。現地の民衆にビデオカメラに向かって、「ダライ集団反対」「永遠にダライ・ラマの写真は持ちません」「ダライ集団には参加しません」「分裂主義者には従いません」「民族分裂の画策は成功しません」「中国共産党を熱愛しています」「党の指導者の言うことを全て危機、党の恩と徳に感激します」などの8項目の内容を発言させ、もし言わなければ、すぐに逮捕したという。
■ 4月11日
■もっか、21人の中国弁護士が、逮捕されたチベット族に法律的援助の提供をねがいでている。その署名つき手紙のなかで次のようにのべた。「国内の関係報道によれば、3・14事件において、数百人がすでに逮捕されたという。弁護士として、われわれは関係部門に厳格に憲法、法律、関連の刑事訴訟プロセスにしたがって、逮捕されたチベット族に対応するよう望む。自供をせまることは絶対せず、司法の独立を尊重し、法律の尊厳を維持するように。われわれはここに、関連の事件に対し厳重な関心を表明し、逮捕されたチベット族に法律的上の支援を提供することを願う。」
■ しかし、ここに参加を表明した弁護士のうち数名がすでに当局から警告をうけ、チベット事件に介入することはできない。すくなくとも3人の弁護士が脅迫をうけたため、しかたなく辞退した。弁護士によれば、北京市司法当局はすでに弁護士に、かれらがチベット族の事件の依頼を受け、かれらの弁護を行うことを許さないと伝えてきた。また、「チベット現地の弁護士は十分にたりており、外地からの応援は必用ない」といった。
■これはつまり、政治が司法の独立に干渉しているということであり、チベット族の受けるべき司法上の保護権を剥奪されたということだ。この情勢のもと、弁護士たちがどのくらい貢献できるかは想像しにくいが、高圧的な恐怖にさらされているチベット族にとって、あえて危険を冒してくれる弁護士はきわめて得難いであろう。さらにもっと重要なことは、きたる審判の結果が人々を納得させないであろうということで、当局が弁護士を準備したといっても、実際弁護しがいないのと同じであるということだ。
■ ある情報によると、数日前、ウ・ツァン(チベット自治区)阿里地区の日土県で4,5人のチベット族が「ダライ・ラマと対話し、チベット問題を解決せよ、チベット族に対する鎮圧と虐殺を停止せよ」のスローガンを叫びながら、抗議デモを街でおこなったが、すぐに警察に逮捕され、獅泉鎮で拘留された。また、カム(四川省甘孜州)甘孜県の東谷区の僧侶と民衆は当局から「もし山の上に逃げたチベット族が降参して降りてこなかったら、寺院や普通の村民にまで危害が及ぶだろう」とおおっぴらに脅迫した。当地の銃で撃たれたチベット族はあえて病院にいかず、治療が間に合わず危篤状態に陥っているという。
■ラサのデプン寺、セラ寺、ジョカン寺、ラムチュ寺などは軍警に包囲されすでに一ヶ月がたち、信徒が寺に参拝にいくことが禁じられているだけでなく、寺院のすべての仏寺と教学が強制的に停止させられ、僧侶の日常生活は困窮し、飲食も少量しか提供されておらず、固定電話、携帯電話ともに通じない状況だ。もっか一部僧侶は行方不明のまま。外界の関心と助けを強く求め続けている。
■第20号、第21号の指名手配令が発布された。20号令では18人、21号令では14人が指名手配された。すべて僧侶。この日の指名手配発表人数はこれまでで一番多い32人だった。これで143人のチベット族が指名手配された。
■4月12日
■最新の情報によると、10日夜、また軍が大挙してデプン寺に進軍。11日はデプン寺に向かう道路が封鎖された。原因はすでに30日以上にわたり寺が軍に包囲されたことで、多くの僧侶が飢えており、下山して当局に戒厳解除を要求する準備をしていたからという。また、軍警が寺に入り僧侶を連行した事件が発生したという情報も。今回の衝突は、もっか詳細はなお、明らかになっていないが、死傷者がでているという。寺院との通信は以前ブロックされていて、連絡のとりようがない。このニュースはすでにラサ全市に伝わり、チベット族は不安にさいなまれている。
■最近、ラサ中学でチベット族と漢族の学生間で衝突があったという。当地の多くの漢族はチベット族に敵意をむき出しにしており、チベット学生の自転車のタイヤ修理を拒否したりするケースも。野菜市場にいけば、漢族の野菜売りが、おおっぴらに「キュウリ一斤、漢族は2元、チベット族は3元、ざまあみろ”と叫んでいるという。3月末、農牧局野菜市場で、価格のトラブルが発生、野菜売りらが5人のチベット族をなぐり、そのご兵士が発砲、その弾が5人のチベット族のうち一人のふとももに当たったという。5人のチベット族は逮捕された。
■ 3月14日後、一部事件に関係のないまま使っていたチベット族が釈放された。これらチベット族は3・14事件にはまったく関係のない、ベビーシッターや、買い物客ら。バルコル、嗄瑪衮桑などチベット族居住区に住んでいただけの人や、その地域で家の修理を行っていたチベット族大工すらのきなみ拘留されていた。そのうち100人以上が学生(中学~大学)だった。ラサ列車駅の倉庫に約800人が押し込められ、一部は軍の看守に引き渡され、一部は公安と捜査部門が預かった。
■ 軍に引き渡されたものは残酷な虐待をうけたという。殴られ、裸足にされ、食事もなかった。公安と捜査部門に引き渡された場合は、まだましで、食事はあった。その後、一部の人たちが、ラサの古扎看守所に移送された。またラサの堆竜德慶県監に移送された人もいた。シガツェ、ナクチュ各地から人が派遣され、同じ原籍の土地に振り分けて拘留されてた。そのご、ラサ籍の拘留者が釈放された。もっか、ラサ当局はすでに3000人を拘束している、という。
■ 第22号指名手配令がでた。11人でほとんどが僧侶。これで154人のチベット族が指名手配された。連続3つの指名手配令が発布され、その数は増えている。これらはおおむね僧侶で、くわしい状況は分からないが、ラサの寺院でまた何かがおきたということはまちがいない。デプン寺で発生した昨日の事件と関係かるかもしれない。
■ カム(四川省甘孜州)甘孜県東谷区で、当局が現地の僧侶と民衆の抗議を鎮圧したのち、山に逃げ隠れていた300人以上の僧侶と民衆に対し、つぎのような通知を発表した。「もし、五日以内に山をおりて投降しなければ、東寺谷を破壊する」。当局の指定した期限がきても、僧侶や村民は山を降りてこなかったという。もっか、現地のチベット族と連絡がとれず、政府が東谷寺を破壊したかどうかは不明。報道によれば、この寺の僧は「下山すれば、すぐつかまる。東谷寺に3人入るとすると、三部隊が外でまちかまえている。我々は本や金などを寺院に残してきたが、全部やつらがもちさり、まるで強盗にあったみたいだ。東谷寺はこの数日まだ壊されていないが、門はすべて開け放たれたままだ」。
■ 東谷寺は悠久の歴史を誇る名刹で、歴代僧侶が多くの貴重な文物を残しており、金の仏像やタンカなどの文物も文革の災難をのがれていた。しかし、今回の災難のなか、幸運にも存在し続けることができるかは、はなはだ心配だ。
■4月13日
■ラサの多くの人によると、11日にデプン寺で発生した軍警による僧侶の鎮圧事件は、詳しい状況は分からないものの、僧侶の命の安全が心配されている大事件のようだ。外界の密接なる関心を求める。
■ 第23号指名手配令が発布された。7人、すべて男性で、僧侶はいない。これで指名手配されたチベット族は161人。
■ カム(四川省甘孜州)の康定で、当局は、12日から,甘孜州の18の県の各寺院の主管、当局機関の責任者を召集し、緊急会議を開いた。そして、すべての参加者に「ダライ・ラマに反対する」という文章にサインをもとめた。また13日から甘孜州の43の寺院で、「愛国愛教」「ダライ集団反対」宣伝活動を展開した。
■ ある日本記者の報道によれば、ダライ・ラマの故郷の青海省西寧市平安県紅崖村で、古い家の閉じられた門の両脇に青海省司法当局の通知が張られていた。通知日は4月2日付で、中国語とチベット語の両方で書かれてある。中国語の内容は、「国家安全に危害をあたえる表示のものを張ったり配ったりすることを禁止する。またダライ・ラマの肖像、写真を製造、配ることも禁止する」というもの。また、通告には、「不法分子が道の迷いを知り元にもどる唯一の出口は、自首して罪を認め、(他の)不法分子をの供述をすることである。司法当局は処罰を軽減するだろう。」ともあった。通知はさらに「一般民衆が不法分子を検挙すれば、賞賛、奨励をうけるだろう」と指摘。昼間は警察のパトロールがあり、ダライ・ラマの故郷に通じる道路は封鎖されているという。
■ 4月14日
■昨晩、チベットテレビのニュース番組はチベット自治区公安庁が組織した法制宣伝教育工作チームをすでにデプン寺に派遣駐在したと報じた。新華社(電子版)チベットチャンネルも、昨日この報道に関して、「宣伝教育活動を強化し、清浄な仏事活動を回復するため、近日法制宣伝教育工作チームをラサのデプン寺に駐在させることにした」とのべていた。
■ デプン寺は「ある関連部門が一部寺院に法制宣伝教育工作チームを派遣した」ともらしたほか、「工作チームは民族宗教政策を堅持し、厳格に法に従って、穏やかなプロセスで活動を展開し、多くの僧侶と信者群衆の理解と支持を得た」とのべた。ラサから伝わった情報によると、いわゆる「活動は順調に展開された」という言葉はおそらくウソである。目下、デプン寺への道路は閉鎖されている。ただし沿線道路はすでに封鎖解除されている。デプン寺で発生した状況は以前詳しくはわからない。デプンはラサ市中心部より西に8キロ、根培烏孜山の中腹にあり、ゲルグ派の第一大寺院。僧侶は規定では7700人で、最盛期は一万以上いた。ただし、今は千人足らずの僧侶がいるだけだ。
■ 人民日報のサイト、人民ネット(http://pic.people.com.cn/GB/7116653.html)
で、きょう午前に報道されていた西藏日报の報道。:チベット警察が3・14事件容疑者の懸賞金付き指名手配を発表。チベット自治区高級人民法院、自治区人民検察院、自治区公安厅ともに、4月11日付けで共同通告を発表した。14人の指名手配のチベット族写真があり、うち12人はあきらかに僧侶だった。写真の上には、136号容疑者、137号容疑者…。といった説明があった。11日に指名邸は威が発表されたことから、おそらくこれら指名手配手配の僧侶は、4月11日にデプン寺で発生した事件と関係あるだろう。また、中国オフィシャルサイトで発表された、チベット僧侶を中心とした指名手配写真についてあった付記には、特別な意味が含まれているかどうか注目に値する。
■ チベット自治区高級人民法院、自治区人民警察、自治区公安庁、共同通知:以下の容疑者に関して指名手配を行う:
チベット自治区公安庁
2008年4月11日
以下の人員は打ち壊し略奪焼き討ちなどの違法犯罪活動に参与した。広大な民衆が積極的に手がかりを提供することを歓迎し、手がかりが事実とわかれば、2万元の奨励金を与える。手がかり提供者の秘密は厳守する。通報電話:0891―6311189 6324422 あるいは110
チベット自治区
■このほか、今晩は指名手配令のテレビ放送はあったかどうかはまだわからない。もっか、ツケを払う時期にきており、厳格なコントロールが展開され、表面からは真相はわからない。ただチベット族はみな心のうちは恐怖をいだいている。
■12日、カム(四川省甘孜州)康定で、当局は甘孜州の18カ件の寺院主管と当局機関の責任者を召集し、緊急会議をひらき、各寺院で中国国旗をかかげ、その五星紅旗のしたで、チベット事件がダライ集団による策動である、ダライの分裂主義批判を固く決心する、などと宣誓するよう要求した。
■ また、中国当局は12日に報道されたチベット・チャムドの「3・23」爆破事件が、貢覚県の相皮郷通夏寺学経院の9人の僧侶の仕業であると発表した。うち3人の僧侶は仁青江村(27才)、晋美頓珠(28才)、多傑旺加(31才)で4月1日に逮捕された。チャムドから四台の軍用車が相皮郷通夏寺にやってきて、寺院を包囲したのち、外界との連絡が一切とざされた。4月3日、この寺の僧侶は「私たちは無罪だ」「拘束された僧侶を釈放すべきだ」「われわれは宗教信仰と自由が必用だ」などのスローガンを叫び、このとき才丹(30才)、衮嗄平措(19才)、次旺益西(20才)、次仁旺堆(17才)、旺傑(21才)、衮桑次仁(20才)ら6人の僧侶が逮捕された。また貢覚県の県城でデモがあった。 当局は逮捕した9人の僧侶を犯罪の容疑者として発表し、「彼らは爆破事件の事実をすなおに供述した」と公布した。
■ また、別の信頼できる情報によると、数日前に四川省仏学院の学生、桑伯は雪山獅子旗をかかげ康定県の県城でデモ行進した。康定県の塔公郷の牧民は軍用車に対し、雪山獅子旗をかかげ、「チベット独立」「ダライ・ラマのチベット帰還を歓迎する」などのスローガンを叫び、2人が連行され、どこにいったかは分からない。
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by red-bean38
アンチCNNに紹介されました…