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２００５年１１月４日
あっという間に、１０月が終わってしまいました。ピンクリボンフェスティバル２００５も終了です。
ですが、まだ、あと少しだけ、このブログは続けてみたいと思っています。みなさん、引き続き、よろしくお願いします！
また、体調を心配してくださっている方々ありがとうございます。私事で恐縮ですが、この２週間、熱が下がらず、通常の業務をこなすことで手いっぱいとなっています。自分自身が今度、検査を受けることになってしまいました・・・。
さて、前回の続きです。
２００２年９月、ピンクリボンシンポジウムを東京国際フォーラムで開催することで、私たちのピンクリボン活動がキックオフ致しました。
ただ、シンポジウムを実施して、新聞に特集を組むだけでは、和は広がっていかないし、それで終わってしまってはいけないと思っていました。
同年１２月１８日、賛同企業が活動のビジョンを決めるために集うことになりました。
「ビジョンを設定する場合、２泊３日で、施設に泊まりこんでやることが多い」
外資系企業さんのそういった発言には、驚かされると同時に新鮮さを感じました。
一人一人が、じっくりと「なぜ、この活動をするのか」を考えることで、モチベーションアップにもつながり、熱心に取り組めるようになるとのことでした。外資系企業さんでは、なじみ深いもののようですが、経験がない私たちには、当初はピンときませんでしたが・・・。
さすがに、２泊３日も仕事の時間を割くことはできません。そこで、１０時間会議を実施することになりました。同業他社も入れて７社（昔の資料がありました）１４人が参加。
以下のプログラムにそって会議は行われました。
9:00〜 12:00 導入
• ピンクリボンチーム参加のきっかけ、いきさつ
• ｢ビジョン｣とは
12:00〜13:00 ランチ
13:00〜14:00 ビジョン設定全体での議論
→企業グループが取り組む意義を確認
→ピンクリボン活動のキーワードを列挙
14:00〜14:20 休憩
14:20〜16:00 ビジョン設定グループ議論（ピンクリボン活動のキーワードと企業グループが取り組む意義を元に、ピンクリボングループが目指すものを、フレームを使ってグループで議論）
16:00〜17:40 全体での議論 グループ発表
17:40〜19:00 ピンクリボンチームのビジョンまとめ 全体での議論
19:00〜19:20 次のステップ
また、様々人たちが存在しているため、会議をする上で、以下を約束ごととして決めました。
�‖佚�で自由な立場で参加する
– 肩書きや権威を持ち出さない。
�⊆�分の考えにこだわらない
– 断定的な言い方をしない。。
��自分の考えや背景をオープンにする
– 思っていることを率直に述べる。『間違った意見』はない。途中で意見が変わってもよい。
�た佑琉娶�の背景を理解しようとする
– 相手の話の善し悪しをジャッジするように聞くのではなく、探究する姿勢で聴く。オープンに聞く。
�グ娶�は、この場で言おう！
優秀なファシリテーター役がいてくださったおかげで、非常にシャープな会議になりました。
議論の中では、「早期発見の大切さを伝える」ことだけを主張する人もいました。
ですが、「早期診断、早期治療の大切さを伝えてこそ、早期発見の大切さが伝わる」
「患者さんを無視してはいけない」
「全ての女性のため、いや、全ての人のためにあるべきもの」
などなど、意見がたくさん出ました。
そして、最終的には「ピンクリボン−あなたの笑顔のために 私たちは乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えます」に決まりました。
「あなたの笑顔のために」という文言が入ったのは、「全ての人のために」という気持ちが込められています。
「事務局（あなた）のために作ったんですよ」
とファシリテーターから後日言われたことがあります。
様々な団体、企業から今後、様々な要望、要求があるでしょうから、迷った時は、このビジョンに立ち返って考えてください。そう言われました。
おかげで、ご協賛企業さんと様々な要望に対して議論をすることも多々ありますが、このビジョンのおかげで、企業数が多くなった今でも、うまくやってこられているのだと思ったりもします。
ビジョンも決まり、この後、どうすれば、ピンクリボンのメッセージを伝えていこうかと・・・考えていくことになります。
きっかけは、なにげなく見ていた「テレビの映像」からでした。
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