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漁船とプレジャーボートが衝突
平成17年 HP掲載分

 平成17年6月7日 午後4時25分頃、姫島(福岡県糸島郡志摩町)の東方約2200メートル付近海上で、漁場から帰港中の漁船(総トン数12トン)と、錨を入れて遊漁中であったプレジャーボート(総トン数2.2トン)が衝突しました。
 両船共に自力で付近の岐志漁港に入港しまし、怪我人、浸水、油の流出はありませんでした。
 唐津海上保安部の巡視船いなさ(片山船長ほか15名乗り組み)及び警備救難課職員が出動しました。


 平成17年6月10日、午後0時40分頃、福吉漁港(福岡県糸島郡二丈町)の北西約1300メートル付近海上において、漁場から帰港中であった漁船(福吉漁港所属、総トン数9.7トン)と、プレジャーボート(長さ2.32メートル)が衝突しました。
 両船ともに怪我人及び油の流出等はなく、福吉漁港へ入港しました。
 唐津海上保安部の巡視船おきかぜ(本多船長ほか4名乗り組み)及び警備救難課職員が出動しました。


 平成17年8月3日 午後0時00分頃、壱岐市海豚埼(いるかさき)の東南東沖合いでプレジャーボート(長さ50フィート、5名乗船)に火災が発生しました。
 壱岐海上保安署の巡視船にじぐも(山下船長ほか9名乗り組み)及び唐津海上保安部の巡視艇おきかぜ(本多船長ほか4名乗り組み)が出動して消火活動を行いましたが、海豚埼の東約8,000メートルの海上で沈没しました。
 乗組員5名は僚船に救助され、怪我人及び油の流出等はありませんでした。
 


 平成17年8月29日 午後10時25分頃、佐賀県唐津市鎮西町馬渡島北北東方約4km沖合海上で北九州市若松港から中国NINGBO向け航行中の外国貨物船(1,303トン  ツバル船籍)が船倉(積荷:スクラップ)付近から出火しました。
 火災は、自船による放水消火と排水作業及び当庁の勢力を投入し鎮火しました。
 なお、貨物船乗組員10名に怪我はなく、油等の流出もありませんでした。
 
 当庁出動船艇・航空機
   巡視船まつうら、巡視船ふくえ、巡視艇にじぐも、巡視艇おきかぜ
   福岡航空基地ヘリコプター1機


 平成17年10月3日 午前11時45分頃、長崎県壱岐市郷ノ浦町海豚鼻の南東約1.3km沖合海上において、郷ノ浦港を出港した貨物船(122t 3名乗組)が、シーアンカーを入れて操業中の漁船(3t 1名乗組)の右舷首部に激突しました。
 貨物船は、船首部に擦過傷がありましたが船体・人命には異常ありませんでした。
 漁船は、船首部が大破し、自力航行が不能であったため「壱岐海上保安署にじぐも」が郷ノ浦港まで曳航しました。
 漁船は、油漏れ等はなかったものの、船長が腰部打撲で一週間の安静と診断されました。


 平成17年10月6日、茨城県鹿島港から熊本県八代港向け航行中のケミカルタンカー(総トン数696t、8名乗組)が、同日午前1時30分頃、壱岐島南東海上で「何かに当たって浸水している。至急救助願う」との118番通報があり、直ちに巡視船艇が出動しました。
 同船は、浅瀬に底触し船首部に破口を生じた模様で、「過酸化水素1,400トン」を満載していましたが、転覆のおそれはなく人命にも異常ありませんでした。

当庁出動船艇
 ○ 巡視船ちくぜん(福岡) 巡視船やまくに(大分) 巡視艇にじぐも(唐津)
    巡視艇おきかぜ(唐津)
 ○ 航空機MH756(福岡航空基地)

※参考
  過酸化水素の特徴・・・無色・油状・酸化性・急性毒性物質
                金属接触で火災爆発の危険性、用途は漂白剤・殺菌剤


 10月22日(土)午前8時50分頃、福岡県糸島郡二丈町福吉漁港の沖合約500m付近の海上でフグ養殖筏から帰港中の漁船(総トン数 2.6トン 5名乗組み)が強風による高波を受け転覆し沈没しました。
 目撃した人からの通報で、唐津保安部と海上保安庁から要請を受けボランティアで救助活動を行っている水難救済会の福吉支所救助員が現場に急行し、救助作業を行いましたが4名が軽傷を負い、1名が死亡しました。

 当時、海上には強風、波浪注意報が出ていて、海上は風速は約10m、波の高さ約3mの大時化でした。

当庁出動船艇 巡視船いなさ 巡視艇おきかぜ 巡視艇ゆみかぜ


 平成17年11月5日 午後3時頃、佐賀県唐津市鎮西町馬渡島(まだらじま)西端から西北西約4.5km沖合海上において、漁船(6.4t 1名乗組)とカンボジア船籍の貨物船(1,213t 10名乗組)の衝突事故が発生しました。
 漁船は、船首部の防舷物の脱落等がありましたが人命には異常ありませんでした。
 また、両船とも油漏れ等は無く自力航行可能でした。
 巡視船いなさ(唐津海上保安部所属)及び巡視船あまみ(佐世保海上保安部所属)が出動しました。
 


 平成17年12月10日 午前6時過ぎ、佐賀県唐津市肥前町高串漁港において、漁獲物の水揚げを終了し、長崎県北松浦郡鷹島町殿ノ浦漁港に帰投中の漁船(1.0t 1名乗組)が防波堤に衝突し、漁船船長が死亡する事故が発生しました。

 巡視船ゆみかぜ(伊万里)が出動しました。
 


 平成17年12月11日(日) 午前7時22分頃、唐津市呼子町所在土器埼(どきざき)と友埼(ともざき)の中間付近岩場に漁船(4.27トン)1隻が乗り揚げているのを地元民が発見しました。
 該船は、無人で航海灯が点灯した状態でした。
 漁船船長は、数日後遺体で発見されました。

当庁勢力
  巡視船はかた(福岡)、巡視船まつうら(唐津)、巡視艇にじぐも(壱岐)、
  巡視艇ゆみかぜ(伊万里)、MH908(福岡航空基地)
 


 平成17年12月27日(火)、午後7時頃唐津市鎮西町馬渡島北東岸の岩場で磯釣りをしていた唐津市在住の男性(48歳)が行方不明となりました。

当庁勢力
  巡視船いなさ(唐津)、MH756(福岡航空基地)


 平成17年12月29日(木)、午後8時36分頃、唐津市湊漁港を出航後、未帰還船となっている遊漁船(長さ5.32m、1名乗り組み)の情報が該船船長の家族から寄せられ捜索を開始し、翌日の12月30日(金)午前8時頃、壱岐島東方名島付近海上にて無人で錨泊中の該船を発見し、船長も付近海岸で遺体で揚収されました。

当庁勢力
  巡視船はかた(福岡)、巡視船まつうら(唐津)、巡視艇おきかぜ(唐津)、
  巡視艇ゆみかぜ(伊万里)、MH756(福岡航空基地)