2008年05月02日

家族旅立つ

 朝、紅円がやってきたので、出かける挨拶か──礼儀正しいことだなと思っていると、何のことはない、在宅セコムの解除をしにきただけだった。

 でも思えば、今朝会わなければ、この連休中、ずっと会わない。
 というのも、俺を除いた家族は、札幌に帰省するからだ。
 娘らは、友人達との濃密な予定をすでに作り上げ、指折り数えて待っていた。
 札幌の、祖父母達も同様。

 紅円は、昨日から白いセーラー服である。
 地味だが清楚な、なかなかいい服である。

 妻にコーヒーを淹れてもらい、昼頃やっと人間らしくなり、風呂を頼む。
「あんた昨日、寝ちゃって、けっきょく菖蒲湯に入らなかった」
 あ〜、そういえばそうだ。
「溜めてくれ」
 菖蒲というのは、もっと爽やかなイメージだったが、なんかこう、ネギっぽいんだな。
 実家では、パラパラ入れていたような気がするが、妻のやることは大胆なので、長ネギの大束くらいにどっさり入っていた──そのせいかな。

 今日は旧友の山崎に誘われて、本多劇場で芝居の予定と思っていたが、判然としない。
 スケジュール表を見ると今日だが、メールで確認すると、明日じゃないか。
 拍子抜けするような、ほっとしたような。
 まだあまり、体調が良くない。

 すごい雨である。
 鉛筆くらいの太さの雨だ──窓から見るにつけ。

 14:20ごろ、妻が一時間早上がりのニコを迎えに行く。
 小降りになっていた。

 15:00過ぎに、妻とニコが出かける。
 うちで二番目に大きなトランクが、やたらと重いようだ。
 紅円が、漫画を詰め込んだらしい。
 雨が上がっているのが救いだ。
 四ツ谷で紅円と待ち合わせて、羽田に向かうことになっているらしい。

 夕方から、東京ローカルのTV流しながら、いくつか企画書など書く。
 少し体調が良くなる。

 雨がまた激しくなる。

 東京駅から(「大宮方面と横浜方面、どっちに乗ったらいいの」──オイオイ!)と、
 浜松町(「空港快速乗ります」──乗る便にしては早すぎたんじゃね?)と、
 羽田空港で、それぞれ、娘らから電話が来る。
「雨に濡れなかったか?」
「大丈夫だったよ」
「上のラウンジなんだろ?」
「そう。これからピザ食べる」

 雨は激しい。
 家を出るにも出られない。

 22:00ごろ外を見ると、不思議なことに、地面が乾いていた。
 これは幸いと、近ごろ気に入っている和食屋に出かけ、刺身や角煮やサラダなど。
 その後、バーでウイスキー2杯。

 帰宅し、友人と電話。
 弁護士とメールのやりとり。
posted by TAKAGISM at 23:59| Comment(0) | 日常
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