まだ引き落としになっていない家賃や、ヨドバシゴールドカード(家電関係の大物は、ボーナス払いに逃がしたが、他にもけっこうあった)。
マルイのカード。
その他諸々、会社の支払い。
長島縦に電話をしてみる──
というのも、今日はやつの誕生日なのだ。マルイのカード。
その他諸々、会社の支払い。
「今夜は、お祝いの会なんて、予定あるのか?」
「はぁ? 俺なんてどうせ、無宿者よ。あるわけねえさ」
「じゃあ、いきなりだけど、ささやかな会をやろうぜ」
「ありがてえけど、タカギ、そんな余裕あんのか?」
「おまえと大人の晩飯を食うくらいは、どうとでもなるさ」
「はぁ? 俺なんてどうせ、無宿者よ。あるわけねえさ」
「じゃあ、いきなりだけど、ささやかな会をやろうぜ」
「ありがてえけど、タカギ、そんな余裕あんのか?」
「おまえと大人の晩飯を食うくらいは、どうとでもなるさ」
「だったら、遠慮なく、祝ってもらおうかな」
やつは新宿にいたが、そろそろ仕事も上がりそうだというので、19:00に待ち合わせる。
最近気に入っている和食屋に案内し、祝う。
途中、E垣嬢がやってきて、縦に何やら贈り物を渡し、用事があるとて、帰っていった。
縦と最寄りの珈琲店で二人、濃いコーヒーを飲みながらケーキを食う。
「昔こうして、喫茶ばかり行ってたよな」
「札幌じゅう、行ったね」
「あのころ、ケーキは食わなかったよな」
「金が無かったからな」
「最近、この、ダークなブレンドが懐かしくて」
「コーヒーの趣味は変わるよ。俺は最近、もう少し軽いのがいい」
そんな話をしながら、和む。
近所のダイニングバーに場所を移してちびちび飲んでいると、エージェントの泉井嬢から電話があった。
縦の誕生会をしていると伝えると、
「少しだけお邪魔してもいいですか」とのこと。
思っていたより早く現れたのは、こちとらかなり、酔っていたのか。
最近気に入っている和食屋に案内し、祝う。
途中、E垣嬢がやってきて、縦に何やら贈り物を渡し、用事があるとて、帰っていった。
「昔こうして、喫茶ばかり行ってたよな」
「札幌じゅう、行ったね」
「あのころ、ケーキは食わなかったよな」
「金が無かったからな」
「最近、この、ダークなブレンドが懐かしくて」
「コーヒーの趣味は変わるよ。俺は最近、もう少し軽いのがいい」
そんな話をしながら、和む。
縦の誕生会をしていると伝えると、
「少しだけお邪魔してもいいですか」とのこと。
思っていたより早く現れたのは、こちとらかなり、酔っていたのか。