給食のかしわもち、児童29人が人工葉誤食──三重の小学校2008/05/05配信
三重県菰野町の菰野小学校(杉本博司校長、児童978人)で、2日に出された給食のかしわもちを包んでいた葉がポリエチレン製の人工葉だったのに、包装の表示ミスから天然葉と信じた児童29人が誤って食べていたことが4日までに分かった。体調不良を訴える児童はいないという。
町教委などによると、もちは一口サイズで、包装には「天然葉を使用し、食べても人体に影響はない」との内容が記載されていた。全児童に1つずつ出されたが、4―6年生の29人が葉の一部をもちと一緒にのみ込み、吐き出した児童もいた。 もちは名古屋市の食品メーカー「吉村穀粉」が製造。受注先の三重県鈴鹿市から「従来の中国産の天然葉はやめてほしい」と頼まれて人工葉に変えたが、包装の変更が間に合わず、同市に文書で伝えてそのまま出荷した。この一部を仲介の食品商社「山吉」(同県四日市市)が誤って菰野町に送ってしまったという。 人工葉のかしわもちは同町の他の小学校1校と3つの幼稚園でも出されたが、誤食はなかった。(共同)
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