中国・胡主席、訪日の成果に自信
中国の胡錦濤国家主席は、6日からの日本訪問を前に、4日午前、日本の記者団と会見し、今回の訪日で「必ず成果は得られる」と自信を示しました。 「重要なのは、(日中)双方が率直に話し合い、友好的に交流し、異なる点を残しつつも一致点を求めていくことです」(中国 胡錦濤 国家主席) 胡主席はこのように述べて、日中関係にはさまざまな問題や意見の対立が存在するものの、双方が率直に話し合えば必ず成果が得られるという見方を示しました。 しかし、中国製ギョーザの中毒事件については、「双方が引き続き調査と協力を強化して、できるだけ早く真相を解明してほしい」と述べるにとどまりました。 一方、チベット問題については、ダライ・ラマ側との非公式協議に触れ、その成果に期待を示したうえで次のように述べました。 「我々は、ダライ・ラマ側が実際の行動によって、すでに祖国分裂活動を真に止めていることを示し、今後の対話継続の条件をつくることを心から希望します」(中国 胡錦濤 国家主席) また、聖火リレーで混乱が続いた北京オリンピックについては、「世界各国の支持により、レベルの高い大会になると信じている」として、成功に自信を示しました。 最後に胡主席は、上野動物園のパンダ「リンリン」が死んだことについて、「パンダは友好のシンボル」と述べ、日本にパンダを貸与できるか検討を急いでいることを明らかにしました。(04日16:03)
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