三菱商事が米ヘッジファンド大手のアラディン・キャピタル・ホールディングス(デラウェア州)に約4000万ドル(約42億円)を出資し、米国で資産運用事業に参入する。社債などを売買する5000億円規模の新ファンドを共同で設立し、新興国の政府系ファンドなどの投資資金を呼び込む。三菱商事は米国外の投資家の資金運用需要が大きいと判断、次世代の収益源に育てる方針だ。
アラディンは1999年設立で運用資産は約200億ドル。昨年来の信用収縮で運用成績が悪化、信用力と販路の確保へ三菱商事に出資を仰いだ。(07:02)