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デートDV、女子高生の10%が被害/鹿大県内調査
(2008 05/04 07:46)
 恋人間で起こるデートDV(ドメスティックバイオレンス)について、鹿児島県内の高校生2503人(男1042人、女1461人)を対象にした調査で、女性の10.9%、男性の5.4%に被害体験があることが明らかになった。
 調査は、デートDVの実態を研究する鹿児島大医学部保健学科の下敷領須美子准教授が、2006年12月から07年7月にかけ県内5校で無記名方式で実施した。
 被害体験は女性で「ある」3.9%、「少しある」7.0%。男性で「ある」2.3%、「少しある」3.1%だった。
 被害体験がある人の中の割合でみると、受けた暴力の内容は、メールの内容や交友関係を監視するなどの「干渉・束縛」が最も多く、女性74.0%、男性77.7%。殴る・けるなどの「身体的暴力」は女性31.3%、男性53.7%だった。
 大声で怒鳴ったり、言葉でばかにする「精神的暴力」は女性66%、男性57.4%で、キスや性行為を迫るなどの「性的暴力」は女性28.7%、男性31.4%に上った。
 下敷領准教授は「親密になると、相手を支配するものだ、相手に束縛されることが愛情の深さだ、と勘違いすることがある。DVがどういうものか知り、自分や相手の人権を尊重する気持ちをはぐくむことが大切」と話している。
 

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