深刻、だからこそ期待できる市場:農業
最近、農業というか食品業界というか、どっぷりとつかっているなあと感じがします。それもそうですよね、私が関わっている事業は、スリランカの事業をはじめ、山梨の河口湖町でのリサイクル事業など、多くが農業、食品業界に直結していますから。
そんな中、社会事業セミナー「農業を考える」第二回セミナーを開催しました。今回も、おかげさまで好評でした。それも含めて、最近の活動報告など。
4月29日、人によってはゴールデンウィークの初日、最高の行楽日和にもかかわらず、第二回の社会事業セミナーを渋谷のある会議室で開催しました。参加者は約20人。参加者の中には、例の姫井さんの姿も。大変な時期にもかかわらずのご出席^^;。ありがたい限りです。
講師は、数々のプライベートブランド(PB)の立上げを成功させ、今は株式会社ゼンショーのCDM室長の川越さん。私が今最も注目しているビジネスパートナーの一人でもあります。
特にコーポレートレピュテーション(Cooperate Reputation:CR)のお話やチャリティとフェアトレードの違いの話などは、途上国支援に携わってきた立場として、何回聞いても共鳴する部分があります。
CSRを4つに分けて話すところなども、聞き応えが十分あるお話しでした。縦軸に攻めと守り、横軸に外部事業、内部事業を設定した場合、日本のほとんどの企業は、守りと外部事業=消極型チャリティ事業、守りと内部事業=コンプライアンス、攻めと外部事業=積極的チャリティ事業に従事しているわけであり、攻めと内部事業を一致させた企業、すなわち社会事業をCRに結び付けられている企業はほんのわずかしかないという意見には、本当に心底から共鳴するところがありました。
そしてフェアトレードを例にとった場合の事業ステップ、第一段階が認証型、第二段階がNPOとの連携、そして今やすでに求められているのは第三回段階の産(官)学連携型の総合支援型のビジネス、という戦略は、まさに私が目指しているところ。いやあ、本当にありがたい人にお会いしたと心底から嬉しくなってしまいました。
その後、セミナーのご縁もあり、財務省や農水省で食糧問題と真正面から取り組んでいらっしゃる方々からもお食事に招かれることになりました。メディアではいろいろと叩かれる方々ですが、同じ問題意識を抱えていらっしゃる。特に、川越さん同様に、産官学の連携の必要性、マクロ的な視点で食糧問題を眺める方々とミクロ的な個々の立場で農業/アグリビジネスと向き合う方々との接点を是非作りたいとの切実な要望を頂いた次第。
私もこれまで、独特ではありますが、それなりに農業や食品業界でのコネクションは築いてきたこともあり、是非お互いのコネクションを共有させた勉強会を開催し、日本が向き合う食糧問題に立ち向かっていきましょうと、誓い合った次第です。
というわけで、近々、産官学から構成される農業勉強会を立ち上げる予定です。この件についても、またご報告したいと思います。
まあ、こんな感じでとりあえずは、近況報告まで。(坂井)
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