道路特定財源と環境対策
いよいよ明日、23日から道路特定財源の一般財源化について、論議が始まります。
僕は先月、道路特定財源の無駄遣いを、目の当たりにしてきたばかりなので、基本的には一般財源化は賛成です。
しかし、もっと良い使い道があるのにと思うのですが、こちらはほとんど議論されてないようです。
それは何かというと、
道路特定財源の環境対策財源化です。
そもそも、道路特定財源は、自動車とかガソリンに関わる税金なので、これはエコ視点から見れば悪影響を与えるものばかり。
ですから、これを環境対策の特定財源とするのは、理屈から言っても整合性はあると思います。
これに、環境に関するさまざまな法規制をセットにします。
環境問題って、強制的な法規制がないと、ホントに効果が出てこないと思うのですが、法規制した場合の問題は財源です。
それを、道路特定財源のすべてを充てる。
たとえば、日本中の建物の屋上すべてに、ソーラーシステム設置を義務づける。
これは、世界に対しても、日本は本気で環境に取組んでいるなあという印象を与え、PR効果抜群です。
さらに、三洋電機やシャープなど、太陽光発電や充電池関連のメーカーは、投資を大幅に拡大しますし、これらの企業の株価も跳ね上がるでしょう。
つまり、海外からの投資も増える。
投資が増えれば、環境技術の進化が加速しますし、工業製品ですから、設備投資が増えれば、コストダウン効果もあります。
つまり、環境製品の国際競争力がアップします。
さらに、設置工事が増えますから、地方の工務店や電気屋さんなどの仕事が増える。
五兆円以上も増えた環境財源は、低所得者層のソーラーシステム設置の補助金に使ったり、建設会社の労働者を環境事業に転換するための職業教育に使う。
ソーラーシステムや充電池が、本当にエコ・コンシャスなのか?
これについては議論もありますが、太陽光発電は地球に優しいということを前提に考えれば、良いことずくめであるとおもうのですが、どうでしょう?(竹井)
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/224259/40932612
この記事へのトラックバック一覧です: 道路特定財源と環境対策:
コメント