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ホットポット、10月1日付けで会社分割(2005.10.04 火曜日 17:50)

20051004174945_b_.jpg携帯電話用コミュニティサイトのパイオニア企業であるホットポッド(大阪府大阪市・前期売上高14億円)が10月1日付けで会社を分割する。
携帯電話用コンテンツ部門を、コンテンツ開発会社エディア(東京都千代田区)に売却。ホットポッドはコミュニティサイト企画とコンサルティング事業を手がけるイー・ガーディアン事業部を存続事業として、イー・ガーディアンに改称する。
ホットポッドは1999年に設立され、掲示板サイトのパイオニアとして、いくつもの人気サイトを作り上げてきた企業。最盛期には約25万人のユーザーを抱えていた。
コミュニティサイトで株式上場を遂げたガーラ(東京都渋谷区)に次いで、株式上場が有望視されていたものの、「出会い系サイト」としての認識がハードルとなっていた。
今回の会社分割は念願の株式上場を遂げるための準備と捕らえることができそうだ。
イー・ガーディアンは旧ホットポッドの主力事業であるコミュニティサイトのノウハウを引き継いで、近年急速に普及しているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の導入コンサルティング、監視サービスなどを手がける。インターネット上のセキュリティサービスを前面に打ち出していく予定だ。第一期で売上高10億円、3年目で20億円を売り上げ、上場準備に入る構え。
「現在、24人のスタッフを起用してインターネット上の監視サービスを行っています。出版関係から電機メーカーなど顧客は様々。コミュニティサイトはユーザーのニーズを吸い上げるのに不可欠なマーケティングツールとなっているため、この分野の後方支援を行っていきたいと思います」
このように話す夏目三法社長は10月1日を持って、社長を退任。後継に会社経営を譲る予定だ。

ホットポッド
www.hotpot.co.jp