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中国人留学生、関西からも聖火リレーの長野へ

2008年04月26日

 聖火リレーには、大阪や京都など関西からも中国人留学生らが駆けつけた。

 「加油(がんばれ)中国」「加油奥運(オリンピック)」。京大大学院生の女性、謝丹さん(25)は、長野駅北口近くで中国国旗を両手で掲げながら声をからし、聖火ランナーを見送った。今月初めに中国・広州から来日したばかり。「五輪は観戦できないと思うので、是非来たかった。聖火、ばっちり見えました」と声を弾ませた。

 インターネットの掲示板を通じて集まった総勢70人の「即席応援団」は、10台のワゴン車に分乗して25日深夜に大阪を出発した。

 沿道では、チベットの旗を掲げている人がいると、大きな中国国旗で覆い隠すメンバーも。チベット独立を訴えるグループと小競り合いが何回か起き、ツアーの呼びかけ人、立命館大の男子学生柯志文さん(24)が間に入って止めた。「お互いに興奮しているので、もめ事が起きないようにしないと。五輪と政治は別。ただ、声援は『フリー・チベット』の声に負けないようにしたい」と話した。

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