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韓日外交戦、国連を舞台に激化

 韓国政府が日本の国連安保理常任理事国入り阻止を明確に表明し、韓日共同イベントが相次いでキャンセルされるなど、両国の「外交戦争」が激化している。韓日両国は5日、日本で歪曲教科書の検定が発表されれば、さらに深刻になるものと見られる。

 金三勲(キム・サムフン)駐国連代表部大使は、31日(現地時間)記者団に「日本は安保理常任理事国になる資格がないと見て、日本側が6月頃を目処に国連総会で提出する国連安保理決議案を否決させるための具体的な行動に着手することにした」と述べた。

 金大使は「韓国とイタリアなど10か国の中堅国家からなる『意志を共有するグループ』が11日国連加盟国を招いて常任理事国拡大への反対の立場を説明する非公式会議を開催する予定」とし、「60~70か国が参加するものと期待している」と伝えた。

 これに関連し、潘基文(パン・ギムン)外交部長官は日本の教科書歪曲と関連し、「問題となった扶桑社の公民教科書の検定本の場合、独島関連の内容はそのままで、改悪されたものと見られる。歴史教科書はある程度改善された部分もあり、現状維持となった部分もある」と述べた。一方、韓日友情年イベントのなかで最大規模の音楽イベントとされたNHK交響楽団の来韓コンサートはキャンセルされた。

キム・ジェホ特派員 jaeho@chosun.com

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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