【ロンドン2日時事】1日投票の英統一地方選挙は、2日夕(日本時間3日未明)までに開票作業がほぼ終了、国政与党・労働党が議席を大幅に減らし、大敗した。ブラウン政権の経済政策への不満や税制をめぐる党内抗争などが響いたとみられ、ブラウン首相の責任を追及する声が高まるのは必至だ。首相は同日、選挙結果について「良くない。失望している」と敗北を認めた。
地方選はイングランドとウェールズの計159の自治体(計約4000議席)で争われた。このうち156議会で結果が判明し、労働党は改選前に比べ309議席減らした。これに対し最大野党・保守党は253議席増と大きく躍進、伝統的に労働党支持が強いイングランド北部などでも勢力を伸ばした。第3政党の自民党は27議席増。
[時事通信社]