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通学路はこうなっていた!地方都市の現状(下)

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通学路はこうなっていた!地方都市の現状(下)
佐賀県唐津市立小学校の通学路になっている県道。6台に1台は大型車が通る。歩道には植樹帯も防護柵もない。子どもたちのすぐ側を大型車が時速40〜60キロで走り抜ける。前方に見えるファミリーマートには大型車用駐車場があるため、トラックの出入りが多い。 (撮影:高橋 泉、4月30日) 写真一覧(3)
【PJ 2008年05月03日】− (上)からのつづき。4月から長女の小学校通学がはじまった。平成17(2005)年度の道路交通センサスによる交通量データを調べると、子どもたちが集団登下校をする通学路は、唐津地区(佐賀県)の県道の中でも大型車の割合がとても高いことがわかった。

歩道があるだけでも良いほう?
 交通量のデータを整理した資料を作り、校長先生を訪ねた。資料にはこう書き添えた。
●通学路の県道は、唐津市の国・県道の中でも大型車の割合が高い。
●通学路は防犯安全上、人目につかない市道や裏道を歩くことができず、交通量の多い(人目につく)幹線道路を歩かざるを得ない。
●大型車の多い道路を歩かざるを得ない以上、その歩道は車の乗り上げなどの事故から児童が守られる構造になっていなければならない。

 移動から2年目の校長先生は、この地域は確かにトラックなどの交通量が多いと感じていた。しかし、これまで勤めた小学校と比べて、歩道があるだけでも条件的には良いほうだと思ったそうだ。

歩道があれば安全か?
 通学路は校区の中を貫通する県道が中心である。確かにその道には歩道が設置されているが、そのほとんどが植樹帯も防護柵もない歩道で、縁石はブツブツと切れており、安心な歩車分離にはなっていない。子どもたちのわずか1.5メートル横を大型車(6台に1台)が時速40〜60キロで走り抜けるのだ!「歩道があるだけでも良いほう」、今の通学路はその程度の安全認識なのだ。その無防備な歩道を歩くのは子どもたちだけ、大人はみな車の中だ。

地域の車がゆっくり走れば少しは安心
 わたしは長女の登校がはじまってからしばらくの間、この県道を一緒に歩いた。トラックの騒音と振動が体のすぐ横を通り抜ける、恐ろしい感覚であった。

 現在は、毎朝の登校時間帯に、自家用車で子どもたちの姿を見ながら、この道路を2〜3回、速度を抑えながら走っている。片側1車線のため、1台が無理のない速度で走れば、他の車の暴走が抑えられるからだ。校長先生にもこのことを話した。通勤の先生も一緒になって県道をゆっくり走ってもらえれば、少しは安心だ。

 大型車が激減するとも、歩道の防護柵が一気に整備されるとも、裏道が通学路になるともいえない、すぐには変えられない現状に対し、少しでも安全のためにできることはないだろうか?その答えを校長先生と一緒に、地域の助けもかりながら模索していかなければならない。【了】

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パブリック・ジャーナリスト 高橋 泉【 佐賀県 】
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