裁判員制度への積極的な参加呼びかけ
憲法記念日を前に、島田仁郎最高裁長官が裁判員制度への国民の積極的な参加を呼びかけました。 「裁判員として刑事裁判に参加することは、国民の義務であるとともに権利でもあります。国民の皆さまにおかれましては、その意義を十分にご理解いただき、制度実施の折には、ぜひ積極的に参加されますよう願う次第でございます」(島田仁郎 最高裁長官) 最高裁判所の島田仁郎長官は裁判員制度導入に向けた現状については、「最初から100点満点とはいかない。1年頑張れば制度を始めるに足りるだけの態勢は十分に整えられる」としたうえで、裁判員が自由に発言できる評議を実現することが大切という見方を示しました。 また、国民に裁判員として参加することの不安が根強くあることについては、裁判を迅速化したり、子育て中の人には保育所の協力を得たり、裁判員を辞退する基準を柔軟にするなど、参加しやすい環境を整備することが大切としました。(02日19:01)
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