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中国:「ウイグル人も弾圧」 亡命組織、拷問を批判

 亡命ウイグル人で組織する「世界ウイグル会議」(本部・独ミュンヘン)のドルクン・エイサ事務局長(40)が1日、東京都内で毎日新聞と会見した。

 チベット暴動後、世界的にチベット族への注目が集まる中、「中国当局がウイグル人への弾圧も強化している実態を知ってほしい。イスラム教徒のウイグル人には『テロリスト』のレッテルを張りやすく、弾圧の口実にしている」と訴えた。

 弾圧の例として拷問の日常化を挙げ、「つめをはがされたウイグル人が(亡命先の)ドイツに何人もいる。一日中顔に光を当て、睡眠を取らせず自白させる手口も横行している」と話した。

 今後、チベットの団体とも連携し、欧米などでデモを続けるという。

 一方で、北京五輪の各国の聖火リレーに中国の旗を振って参加する若者について「本音では彼らも民主化を望んでいる。だが家族を本国に残しており、何らかの圧力で仕方なくデモに動員させられるケースが多い」と一定の理解を示した。【篠田航一】

毎日新聞 2008年5月2日 東京朝刊

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