大阪の高級料亭「船場吉兆」が客の残したアユの塩焼きなどを別の客に使い回していたことがわかり、料理長が2日夜、謝罪した。
船場吉兆本店では、客が手を付けなかったアユの塩焼きや刺し身などを、再び調理するなどして盛り付け直し、別の客に提供していた。これは湯木正徳前社長の指示で、去年11月の休業前に行われていたという。
山中啓司料理長(47)は2日夜に会見し、「(Q前社長はなぜこういう指示を?)もったいない精神というか。見るからに使えそうなものであれば、食べるなり、足りなくなった時は(残り物を)出したことはあった。(Q指示は拒めなかった?)そうですね。(Qなぜ?)社員の立場というか。(Q料理長としては?)恥ずかしい限りです」と話した。
1月の営業再開後は、こうした行為はしていないという。
(05/03 01:15)