ペットは今や家族の一員。
より長生きしてほしいと願うのは当然かもしれません。
ペットの定期的な健康診断をして、病気を早期発見するという動物専門の検診センターが、福岡市にあります。
X線や超音波の検査ではわからない病気を見つけることができる、CT検査。
この画像は人間のものではありません。
犬のCT画像です。
福岡市東区に去年12月にオープンした、福岡動物診断・健診センター。
動物専門としては、福岡で初めてX線CT装置を導入した病院です。
開院して4か月。
これまでに実施したCT検査は、およそ100例です。
厚生労働省の調べによると、飼い犬の登録頭数は、1990年の389万頭から15年後の2005年には648万頭に急増しています。
しかも、全ての飼い犬が登録されているわけではなく、実際の数はまだ多いと言われています。
北九州市の盛永さんの愛犬、トマトちゃん。
飼い主の盛永茜さんは、ペット雑誌でCTを使った健康診断のことを知り、トマトちゃんに受けさせることにしました。
健診センターで健康診断を受けるには、かかりつけの動物病院からの紹介が必要です。
検査は、獣医師による問診のあと、血液検査、エックス線、そして、CT検査と続きます。
トマトちゃんは血液検査の結果、異常は見られませんでしたが、体調を考えて、今回は麻酔をかけずにCT検査をすることになりました。
トマトちゃんはCT検査でも異常はありませんでした。
人間と同じように、犬や猫も、死につながる一番の病気はがんだそうです。
がんを早期発見するには、やはりCT検査が有効です。
この健診センターは検査専門なので、病気が見つかった場合は、かかりつけの動物病院で手術などの治療を受けることになります。
気になる費用は、CT検査は1回3万2,000円から。
ペットのためにどれだけの愛情を注ぎますか?