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硫化水素からわが身守れ/海老名で警察官が呼吸器訓練
- 社会
- 2008/05/01
硫化水素を使った自殺が全国で相次いでいることを受け、現場に駆け付ける警察官に有毒ガスを防ぐ空気呼吸器の使い方を教える訓練が一日、海老名市大谷の同市消防本部で行われた。
煙が充満する火災現場などで空気呼吸器を使って逃げ遅れた人を救助する市消防のレスキュー隊員が講師を務め、海老名署員四人が参加した。
呼吸器の活動時間が十分から十五分のため、空気残量を常にチェックする必要があることなどを隊員がアドバイス。同署員は約八キロあるボンベの扱い方やボンベから出す空気量の調整方法を学んだ。今後、同署員十一人も使い方を訓練するという。
参加した署員のひとりは「普段から消防との連携を図ることで事件が起きた際、迅速に対応することができる」と話していた。
硫化水素発生現場で実況見分や避難誘導を行う警察官を守るため、市は先月三十日の担当者会議で市消防の持つ呼吸器を同署員に貸し出すことを決めている。
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