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軽井沢病院の出産医療事故:元院長と医師ら3人を書類送検 /長野

 軽井沢町立軽井沢病院で同町の鈴木良恵さん(当時32歳)が長男を出産後に死亡した医療事故で、軽井沢署は1日までに、同病院の当時の院長(58)と元担当医(73)、佐藤雅義町長の3人を業務上過失致死容疑で、地検佐久支部に書類送検した。

 調べでは、鈴木さんは03年10月、帝王切開手術で男児を出産した際、血圧低下や頻脈が続き、ICU(集中治療室)で心肺停止。意識不明状態で南佐久郡内の病院に搬送されたが、翌日未明に出血性ショック死した。

 遺族側は「担当医が大量の出血に気づかず輸血などの措置を取らなかった」として、町と元担当医に損害賠償を求める民事訴訟を起こした。今年1月、最高裁が上告を棄却し、町などに7250万円の支払いを命じた東京高裁判決が確定していた。【大平明日香】

毎日新聞 2008年5月2日 地方版

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