宮崎どこ? 小学生も??? 正答率46%、全国最下位2008年05月02日03時04分 宮崎がどこか正確に答えられた小学生は半分以下で、47都道府県で最も低い――こんな調査結果を財団法人総合初等教育研究所がまとめた。高校生、大学生の調査でも同じ結果が出ており、東国原英夫知事は宮崎の位置を示した法被を手に、各地を回っている。
調査は、社会科についての基礎知識がどの程度身についているかを知るのが目的。07年2〜3月、北海道から長崎までの21都道府県の23小学校の5、6年生計3962人に47都道府県名を示し、全国の白地図のどこに当たるかを埋めてもらった。 正答率が9割を超えたのは北海道、沖縄、青森の三つのみ。岩手と秋田、栃木と群馬、鳥取と島根、熊本と大分と宮崎など近隣で間違えたり、福島と福井と福岡、愛知と愛媛、宮城と宮崎など似た名前を混同したりした誤答がめだった。無回答が最も多かったのは佐賀(22.3%)だった。 半分以上が位置を答えられなかった宮崎県は、日本地理学会が今年3月に発表した10都県の位置を答えさせる調査でも、正解が高校生の4割、大学生の3分の2と最も低かった。 これを受け、みやざき観光コンベンション協会は背中に宮崎の位置を入れた法被を30着作製。東国原知事が4月17日に東京都庁であった観光PRコーナーの開設記念式典で披露した。その後も、山形、仙台、福島で開かれた宮崎県産品フェアで着用し、アピールしている。 研究所は「東国原知事誕生直後の調査なので、今の状況なら違う結果になるかもしれない。都道府県を覚えるには、家でも、何かあるたびに『これ、どこだろう』と地図を見て話題にするのが大事」と話している。(星賀亨弘) PR情報社会
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