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ロシアのプーチン大統領のあの再婚話、３１歳年下の元新体操女王とのうわさは、まゆつばだったようである 笑い話では済まず、ゴシップを流した責任者はクビ、新聞は休刊したそうである。政府批判にほど遠い下世話な話でも、大統領の機嫌をそこねると大変な目に遭う。モノ言えぬ国はごめんだが、一見自由なようでいて、言論弾圧に情け容赦のないクレムリンも怖い それに比べてわが国は、と胸を張りたいのだが、ネット情報を介した硫化水素ガスによる自殺の連鎖はどうしたことか。先月だけで少なくとも２０人が死亡し、１００人以上が巻き添えを食っている。他人の幸せを奪う非道に思い至ることのない幼さである ついに警察庁が「有害情報」に指定し、業者に対して情報の削除要請に乗り出したが、どこまで効果が出るのか疑問、とも報じられている。自由社会の抱える深刻な病巣である それ見たことか、と言論統制や弾圧派を喜ばせるようでは、話はあべこべになる。まだるっこしいが、人前もはばからずに携帯電話にかじりつく子をしかることから、しつけ直しをしますか。
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