29日、中国農業部の牛盾・副部長が、欧州人民党グループ党首のヨセフ・ダウル氏を団長とする一行と会見し、「食糧危機の原因は、中国とインドの爆発的な人口増加や生活水準の向上ではない。責任は欧米先進国にある」と述べた。写真は湖南省の米。

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<食糧>「世界的な危機の原因は、中印ではない」―中国政府
2008年4月29日、中国農業部の牛盾(ニウ・ドン)副部長が、欧州人民党グループ党首のヨセフ・ダウル(Joseph Daul)氏を団長とする一行と会見し、世界的な食糧危機問題等について意見交換を行った。牛副部長は、「食糧危機の原因は、中国とインドの爆発的な人口増加や生活水準の向上ではない。責任は欧米先進国にある」と指摘した。中国新聞ネットが伝えた。

牛副部長はまず、「中国は人口大国でもあり、農業大国でもある」と述べた上で、「中国は30年間の改革開放政策で、独自の農業発展の道を歩んできた」と強調。食糧危機問題については、「欧米で普及が進むバイオ燃料が大量の食物を消費して、食糧不足や農産物の価格高騰を引き起こしたことも一因」と指摘した。

ダウル氏はこれに対し、「世界的な食糧危機の影響を最も受けているアフリカの貧困諸国に対し、世界中が共同の責任を負うべき。EU各国もバイオ燃料に対し、見直しを行いたい」と答えた。(翻訳・編集/NN)
2008-05-01 19:53:19 配信

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