Panasonic Let's Note CF-R2 HDD換装作業メモ

Hitachi製2.5インチ80GBハードディスク(IC25N080)が余っていました。
遊ばせておくのもナンだな、と思い、以前からやろうやろうと思っていた、R2のHDD交換を思い切って換装してみました。
イザ始めてみると、意外にもすんなり行うことが出来ました。
その作業メモです。


1、本体HDDのリカバリ領域を可視化する
 1)C:\util\oxp\tools\showRHDD.js を実行
 2)リブートする
 3)Explorerでリカバリ領域(D:)が表示されることを確認

2、本体HDDの内容を換装するHDDに複製(クローン化)する
 1)ATA-USB変換ケーブルを用いて、交換するHDDをCF-R2に接続
 2)予めCF-R2にインストールしたTrueImage9.0を起動、本体HDDのクローン化を開始
 3)本体HDDのリカバリ領域(Dドライブ3003MB)と同等の領域をFAT32で交換するHDD上にアサイン
 4)本体HDDのリカバリ領域(Dドライブ)を交換するHDDにFAT32でアサインした領域にクローン化
 5)本体HDDのCドライブを交換するHDDの残りの領域にクローン化
 6)クローン化の完了を確認したらCF-R2をシャットダウン
 7)ATA-USBケーブル、交換するHDDの接続をはずす

3、交換するHDDの改造
 1)Hitachi IC25N080のATAコネクタの41番、44番ピンを折り曲げて根元から折る
 2)JPは何も接続しない

4、CF-R2の分解、HDD交換
 1)バッテリーをCF-R2本体から取り外す
 2)本体裏面の増設メモリ蓋のビス(A)1本を外す
 3)LCDヒンジ根元のビス(B)2本を外す
 4)ビス(C)7本を外す
 5)本体キーボード左上隙間、マイナスドライバでキーボードを手前にズラす
 6)フラットケーブルに注意してキーボードを取り外す
 7)ビス(D)6本を取り外し、銅板のCPU放熱板を取り外す
 8)ここまでに取り外したビスは4種(ABCD)、それぞれ微妙に異なるので注意
 9)CPU左のスピーカコネクタを取り外す
 10)上蓋を慎重に取り外す、ホイールパッドのフラットケーブルに注意
 11)上蓋が外れたら、慎重にホイールパッドのフラットケーブルを取り外す
 12)ホイールパッドの絶縁板を取り外す
 13)HDDのフラットケーブルを取り外す、そしてHDDを抜き出す
 14)HDDを取り外したCF-R2本体
 15)HDDは絶縁体に包まれているのでHDD本体を取り出す
 16)コネクタを慎重に取り外す
 17)HDD上面の緩衝ゴムをはがす
 18)交換するHDDに剥がした緩衝ゴムを貼り付ける
 19)コネクタを取り付ける
 20)交換するHDDを絶縁体でくるむ
 21)フラットケーブルを取り付け、HDDをセットする(ただ本体シャーシに納めるだけ)
 22)ホイールパッドの絶縁体を元通りセット
 23)本体上蓋のホイールパッドのフラットケーブルを取り付け、上蓋もセット
 24)スピーカコネクタも接続
 25)CPU放熱板も元に位置にセット、Dねじ6本を元通り締め付け
 26)キーボードのフラットケーブルも元通りセット
 27)キーボードも左上のツメに嵌め込み、元通りセット
 28)本体背面、Cビス、Bビスを締め込み、増設メモリ蓋をセットしてAビス締め込み
 29)バッテリを取り付け電源ON、WindowsXPが立ち上がればとりあえずHDD交換成功!
 
5、仕上げ
 1)BIOSのリカバリーメニューの復活
   ・USB-ATAケーブル+CDROMドライブにWindows98のCDROMを入れ、CF-R2をCDブートする。
   ・DOSで起動し、C:ドライブに移動、"makebeer.exe /copy"を実行する。
   ・シャットダウンして、US-ATAケーブル+CDROMドライブをCF-R2からはずす。
 2)HDDのリカバリ領域を不可視化する。
   ・CF-R2を起動する。
   ・c:\util\oxp\tools\hideRHDD.jsを実行する。
   ・リブートする。
6、確認
  ・BIOS画面にリカバリーメニューが表示されるか?
  ・HDDにリカバリー領域が見えなくなっているか?
 
おしまい