5月 01

■NY時間の動き■

NY時間、ドルは下落。
注目されたFOMC声明文では、利下げ休止の可能性が示されましたが、
更なる追加利下げを期待する向きからの、ドル売りが持ち込まれました。

そのFOMC前に発表された、実質GDP(速報値)は0.6%となり、
懸念されたマイナス成長を免れました。
また個人消費(速報値)も予想ほど弱くはない結果となり、
米経済に対する悲観論を後退させました。

投資家の不安心理を示すといわれる、
VIX指数(恐怖指数)は一時20を割り込み、
サブプライム問題が巻き起こった昨年8月の40台間近に比べ、
およそ半分へと改善しました。原油価格は一時113ドルへと下落。
在庫統計で予想以上の積み増しが確認され、嫌気された模様です。
市場は今回の利下げ休止示唆が
正当なものなのかどうかという観点から、
既にその視点を週末の米雇用統計へと移している様子。
 

■USD/JPY 4時間足チャート■

USDJPY_4H

スローストキャティクス・MACD共に
ショートサインが出ています。
現状ではボリンジャーバンドの-2α付近である、
103.68付近で下げ止まっていますが、
ボリンジャーバンドに角度がなく、平らの状態ですので
今後どちらか一方に、大きく動く可能性が高いです。

今後の動きに注目しましょう。

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moca at 8:20:24
5月 01

■NYダウ→ -11.81 ナスダック→ -13.30 で終了■

FOMC明けで、5月最初の営業日。
FOMCでは、0.25%の利下げが実施されました。
また声明文では「利下げ休止の可能性」が示され、
「下振れリスクは残存する」の文言も削除されました。

直後にドルは買われNY株式市場も上昇しましたが、
その後はドルもNY株式市場も、
大きく売られる展開となりました。

本日は多くの国で、メーデーで休場となっています。
フランス、ドイツ、スイス、南アフリカ、
シンガポールや香港などがあげられます。

米国の経済指標は引き続き数が多く、
注目度の高いものが控えています。

中でも、PCEコアデフレータISM製造業景況指数に注目しましょう。
PCEコアデフレータは金融当局が金融政策を行う上で、
重要視している指標としても知られています。
ISM製造業景況指数は歴史も古く、
注目度も相場へのインパクトも大きいです。
米国のリセッションが相場のテーマとなってからは、
注目度は更に増しています。

本日は、米経済指標NY株式市場の反応
明日に雇用統計が控える点に注目しましょう。

本日発表されるPCEコアデフレータや
ISM製造業景況指数が重要なのは当然のこと、
FOMCが明けて1日たったNY株式市場の動向も注目されそうです。
NY株式市場は引き続き、金融市場の先導役となるでしょう。

また、明日に雇用統計が控える点には、注意を払いたいところです。
雇用統計は金融市場でもっとも注目度の高い経済指標であり、
FOMCが終わった今、既に焦点がそちらに移っている可能性も高いです。

その他、5月最初の日であり、月始め要因などにも気をとめたいところです。
 

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moca at 8:01:50
4月 30

FF金利先物市場は、今回の会合で
0.25%の利下げが実施される可能性を、およそ80%、
そして据え置きとなる可能性をおよそ20%織り込んでいます。

また少数ではありますが、
年後半には0.25%の”利上げ”が実施される
可能性すら織り込み始めており、
今回の利下げでここまでの利下げサイクルは、
事実上終了するとの見方が多勢となっています。

ここ最近にきて俄かに高まったその利下げ終了論ですが、
その理由は主に以下の3つとなります。

①エネルギー・食料品価格の高騰がインフレ率を押し上げる
②物価上昇率を勘案すると、現在の政策金利(2.25%)は事実上ゼロ金利
③FRB高官らによる執拗とも言えるインフレ懸念

市場は今回の利下げをほぼ織り込み済み。
よって、ポイントは声明文で
「利下げサイクル終了」の可能性が示唆されるのか、という事になります。
おそらく、「景気」と「インフレ」双方に対する懸念を示し、
一方的に利下げ終了を示唆するというよりは、
利下げ終了に向けてスタンスをより、
”中立”へと移行させる可能性が高いでしょう。

その理由は、過去の失敗。
FOMCは昨年10月に4.75%→4.50%へと利下げを実施した際、
「インフレが上向くリスクと成長の下振れリスクは”ほぼ均衡した”」
「今回と9月の利下げ、金融混乱の経済への悪影響を
 未然に防ぎ成長を促進させる」としていました。

ですがその見通しは外れ、緊急会合も含めて今年3月までに
金利は2.25%まで引き下げられました。
そしてこの低金利が商品市場での価格上昇を引き起こしています。
今回の声明は「景気」と「インフレ」双方に対する懸念を示す事で、
「玉虫色」の内容となる可能性が高いと予想されます。

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moca at 23:21:26
4月 30

ポンドが下落しています。

アジア時間午前に発表された、
英4月のGFK消費者信頼感調査(-24)に続き、
15:00の4月のネーションワイド住宅価格も
前月比・前年比ともに事前予想より弱い数値になりました。

前月比ではこれで6ケ月連続での下落になり、
イギリス住宅市場への懸念から
ポンドが売られている模様。

ポンド/円は目先203.46円が下値目処ですが、
割り込むと200円も視野に入ってきます。

今後の動きに注目しましょう。

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moca at 17:16:38
4月 30

■NY時間の動き■

ユーロが対ドルで下落。
FOMC(連邦公開市場委員会)を前にした、
ポジション解消が主となった模様です。

米消費者信頼感指数の発表後、クロス円の下げにつられ、
一時103円台前半まで値を下げたドル円は、
NY時間午後にかけてジリジリと反発。
結局、指標発表後の下落分を戻す結果となりました。

ポンドは大幅に下落。
BOE(英中銀)のブランチフラワー政策委員が、
英国のリセッション(景気後退)の可能性について述べ、
更なる利下げの必要性を示唆した事が、後押しになった模様です。

スウェーデン・クローナも下落。
こちらは欧州時間に発表された
消費者信頼感指数の低下が嫌気されました。

前日に史上最高値を更新した原油価格は、大幅に反落。
これを受け、ノルウェー・クローネも下落しました。
FF金利先物市場は今年10月頃に、
0.25%の”利上げ”が実施される可能性を10%ほど織り込んでおり、
今回のFOMCで利下げ終了が示唆されなかったとしても、
その終了は近いのでは?との見方を有し始めている様子。

■GBP/JPY 15分足チャート■

GBPJPY_15M

15分システムトレードでは、昨日の下落で利益が出ています。
サイン通り207.35付近でショートポジションを保有した場合、
204.30付近でクローズサインが出ていますので、
約300pipsほどの利益確定となっております。

今後の動きに注目したいと思います。

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moca at 9:01:14