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大阪・泉佐野病院が「救急」を休止へ
大阪府泉佐野市の市立泉佐野病院が、6月から内科と外科の夜間・休日の時間外診療を当面休止し、内科については救急車の搬送も原則として受け入れない方針を決めた。勤務医の減少に歯止めがかからず、6月以降は夜間・休日の宿直ができない態勢になるのが理由という。24時間の医師診察体制など府が一定の基準で認める「救急病院告示」も取り下げる考えだ。
同院によると、大阪市立大から派遣されていた医師が昨年3月に引き上げるなどして医師不足が深刻化。今年6月末に退職する医師もおり、内科の医師は計9人となり昨年3月時点の半分以下となる見通し。外科医は6月末で約20人いるが「内科医と外科医が一組になって当直する態勢が内科医不足で取れなくなり、責任ある診察ができない」とし、「救急病院告示」も返上するという。