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    中国が新型戦略原潜を配備  米、海上核戦力増強と注視


     【ワシントン30日共同】米シンクタンク、全米科学者連盟(FAS)は30日までに、中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「晋」級の戦略原子力潜水艦1隻が南シナ海・海南島の中国軍基地に配備されたことを明らかにした。民間の地球観測衛星が撮影した同原潜の写真を入手した。

     「晋」級原潜については昨年、遼寧省の造船所から進水したとみられていたが、配備情報が公表されたのは初めて。同原潜は射程8000キロの潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「巨浪2」を10-12基搭載できるとされ、海上における中国の核戦力増強の試みとして注目される。

     「晋」級原潜は今年2月末、海南島の基地近くの埠頭に停泊しているところを撮影された。FASは昨年7月と10月、遼寧省で停泊中や進水後とみられる同原潜の衛星写真を公開したが、形状などが今回撮影された原潜と酷似していた。


      【共同通信】

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